1.本委員会(2025年度は4回実施)
①第1回は2025年6月13日(金)に溶接会館(東京)でオンラインを併用して講演会を開催し、下記5件の講演と情報交換を行った。
(1)航空機産業の挑戦と先進材料・製造技術開発の展望 川崎重工 都筑亮一氏
(2)ごみ焼却発電施設向け二相系耐熱鋳鋼の開発とその肉盛り性に関する検討 カナデビア 田中智大氏
(3)二相ステンレス鋼の推奨溶接入熱範囲に関する新提案 UEX・大阪大学 井上裕滋氏
(4)液化水素用STH2厚鋼板の溶接技術 日本製鉄 今川一成氏
(5) 高信頼性Ni基合金溶接材料の原子力機器への適用化に向けた技術開発 東芝ESS 大友康平氏
②2025年10月10日(金)に高田工業所(北九州市)でオンラインを併用した講演会を開催し、情報交換を行った。講演は下記2件。また同日、株式会社高田鉄工所にて見学会を開催した。
(1)二相ステンレス鋼UNS S8255のシグマ相析出挙動に及ぼす合金元素と溶接条件の影響 日本製鉄 山田健太氏
(2)翼肉盛加工における品質改善 IHI 阿部大輔氏

③2025年12月2日(火)に「積層造形の特性・組織制御」を主題にスタディグループ会議を兼ねて、愛知産業(相模原市)において見学会ならびに講演会を開催し、情報交換を行った。講演は下記2件。
(1)AM組織・欠陥制御SG 文献調査まとめ IHI山岡弘人氏
(1)溶接困難なNi738LCのDED造形とマルチマテリアル材料設計の最前線 ニコン 恵久春佑寿夫氏

④2026年3月3日(火)に溶接会館(東京)にてオンラインを併用して、下記4件の講演と情報交換を行った。
(1)Al合金と高強度鋼の異材レーザブレイジングにおける接合部形状と金属間化合物厚さの連成予測 大阪大学 山下正太郎氏
(2)高倍率その場観察技術によるステンレス鋼の凝固割れ感受性評価 広島大学 山本元道氏
(3)ディファレンシャル装置における鋳鉄と炭素鋼との異材レーザ溶接 ジヤトコ株式会社 西本大地氏
(4)航空機エンジンの補修溶接接合技術の動向と展望 川崎重工業株式会社 都筑亮一氏
2.溶接部耐環境性能小委員会
2025年度から①水素環境、②腐食環境および③高温環境の各使用環境における溶接部性能確保のためのガイドライン提示を目的に、「溶接部耐環境性能小委員会」を設置し、活動を開始した。第1回の小委員会は「水素環境」を主題に2025年9月2日(火)に、第2回の小委員会は「腐食環境」を主題に2026年1月28日(水)に、ともに溶接会館(東京)でオンラインを併用して開催し、合わせて6件の講演を実施した。
3.「積層造形の特性・組織制御」スタディグループ(SG)
2020年度から「積層造形の特性・組織制御」スタディグループの活動を開始した。本年度第1回のSG会議は2025年5月2日(金)に溶接会館(東京)でオンラインを併用して開催し講演ならびに文献調査報告を行った。第2回SG会議は、2025年11月10日(月)に溶接会館(東京)でオンラインを併用して開催し講演ならびに文献調査報告を行い、第3回SG会議は上記の第3回本委員会と見学会(上記参照)を兼ねて開催した。
4.「ステンレス鋼溶接トラブル事例集」の増補・改定編集委員会
発刊から20年以上経過し4回の重版を経ていることから、あたらしい事例や知見を取り入れた内容に刷新した書籍の刊行を目的とした増補・改定編集委員会を設置し、改定作業に着手した。
5.セミナーおよび講習会
5.1 「ステンレス鋼のアーク溶接および新しい溶接方法による施工技術の実際」講習会
当委員会での活動成果として発刊された「ステンレス鋼溶接トラブル事例集」(産報出版)の内容をベースにして、ステンレス鋼のあたらしい溶接プロセスの内容も加えた講習会「ステンレス鋼のアーク溶接および新しい溶接方法による施工技術の実際」を溶接学会四国支部との共同にて開催した。この講習会は2025年11月20日(木)に日本溶接協会四国地区溶接技術検定委員会(愛媛県新居浜市)において対面受講とオンライン受講を併用するハイブリッド方式にて実施した。両方式を合わせて82名の受講者が参加し会場・WEB双方からチャットも含め活発な質疑が行われ、成功裡に実施された。

講習会の開催状況
5.2 「溶接部の腐食トラブル防止の基礎と実際-溶接部の耐環境性能とトラブル・対策-」講習会
2025年度にあらたに設置した「溶接部耐環境性能小委員会」の活動の一環として、講習会「溶接部の腐食トラブル防止の基礎と実際-溶接部の耐環境性能とトラブル・対策-」を溶接会館(東京)において対面受講とオンライン受講を併用するハイブリッド方式にて実施した。両方式を合わせて54名の受講者が参加し会場・WEB双方からチャットも含め活発な質疑が行われ、成功裡に実施された。

講習会の開催状況
6.規格関係
溶接規格専門委員会からの要請にもとづき、ステンレス協会主管のJIS原案作成委員会に委員を派遣し、JIS G4311追補改正原案作成委員会およびJIS G4308改正原案作成委員会での審議に参加し原案作成を支援した。
7.会員の動向
会員企業数は、28社である。




