1.本委員会(2022年度は4回実施)

2022年6月14日(火)に溶接会館(東京)でオンラインを併用して開催し、下記5件の講演と情報交換を行った

 (1)高マンガンステンレス鋼のTIG溶接時における硫黄含有量が溶け込み深さに及ぼす影響

 (2)二相ステンレス鋼多層盛溶接部のα/γ相変態予測と相比改善手法の提案

 (3)二相ステンレス鋼のα/γ相変態の簡略化モデル

 (4)新しいステンレス不動態皮膜強化手法による水門設備の防食技術の開発

 (5)最近のステンレス車両(sustina)の製造と溶接

2022年9月15日(木),9月16日(金)に「積層造形の特性・組織制御」を主題にスタディグループ会議を兼ねて日立金属株式会社/グローバル技術革新センターにおいて見学会ならびにオンラインを併用した講演会開催し、下記5件の講演と情報交換を行った。

 (1)日立金属における金属積層造形に関する取り組み

 (2)日本機械学会における付加製造(AM)技術の規格化に向けた材料試験計画

 (3)チタン合金のワイヤーアーク方式AMによる造形と仕上げ切削の試み

 (4)高輝度青色半導体レーザによる銅のアディティブマニュファクチャリング

 (5)Development of Metal Additive Manufacturing Technology for Gas Turbine Hot Parts

日立金属株式会社/グローバル技術革新センターの見学会

第3回は2022年11月28日(月)に臼杵造船所の見学会,11月29日(火)に大分市でオンラインを併用した講演会を開催し、下記2件の講演と情報交換を行った。

 (1)ホットワイヤ・レーザ法によるAM技術開発

 (2)二相ステンレス鋼に析出したシグマ相の解消

臼杵造船所の見学会

第4回は2023年3月3日(金)に溶接会館(東京)でオンラインを併用して講演会を開催し、下記4件の講演と情報交換を行った。

 (1)Fe-36Niインバー合金の極低温特性と液体水素環境への適用

 (2)軽水炉BWR主要構造物の応力腐食割れと溶接部

 (3)低温靭性と高強度を両立する液化水素用ステンレス鋼管及びその溶接技術

 (4)極低温用オーステナイト系ステンレス鋼用溶接金属の靭性に及ぼす組織の影響

2.「積層造形の特性・組織制御」スタディグループ(SG)

 2020年度から「積層造形の特性・組織制御」スタディグループの活動を開始した。第1回のSG会議は5月23日(月)に第2回SG会議は上記の第2回本委員会(上記参照)を兼ねて開催し、第3回SG会議は2023年1月12日(木)にオンラインを併用して開催し講演ならびに文献調査報告を行った。

3.講習会

 当委員会での活動成果として発刊された「ステンレス鋼溶接トラブル事例集」(産報出版)の内容をベースにして、ステンレス鋼の溶接構造物の設計者向けの内容も加えた講習会「溶接トラブルに学ぶステンレス鋼の有効活用と信頼性確保 - 設計者のための溶接管理技術 -」を開催した。講習会は2023年3月17日(金)溶接会館において対面受講とオンライン受講を併用するハイブリッド方式にて開催した。両方式を合わせて51名の受講者が参加し会場、WEB双方からチャットも含め活発な質疑が多数寄せられ、成功裡に実施された。

溶接会館とのオンライン併用方式による講習会の開催状況

4.ガイドブックの書籍化

 2014年度から新たに異材溶接技術に関するガイドブックの作成のためのWGを設置し、活動成果として2018年度に特殊材料溶接研究委員会編「異材・肉盛溶接ガイドブック」をブリテンとして刊行した。これらは、委員会内部資料としての位置づけであったため、2020年度からはブリテンをベースに一般に市販される書籍として出版すべく、WGを設置して構成を見直し今年度はその草稿をもとに議論を深め完成度向上を進めた。次年度に出版予定である。

5.規格関係

 溶接協会規格WES 7102,7602(チタンの溶接関係)の定期見直しを行い、改定案を規格委員会に提示した。また、ステンレス鋼協会に設置されたJIS G 4317(二相ステンレス鋼材関係)追補改正原案作成委員会からの協力要請に対し当委員会から委員を派遣して対応した。

6.会員の動向

会員企業数は、24社である。住友精密工業、香西鉄工所の入会が決定しており次年度は26社となる。