2026年度事業計画
1.本部会
2025年度の部会活動報告および決算報告の承認、ならびに2026年度の部会事業計画(案)および部会予算(案)の審議・承認を行う。
2.技術委員会および分科会
2026年度も年4回の頻度で技術委員会を開催し、各分科会の活動内容を審議する。2026年度は、調査第1、調査第3、調査第6、調査第7、および規格化第9の5つの分科会活動を行う。
2.1 溶接材料の国際規格適正化調査研究(調査第1分科会:継続)
2025年度は、「JIS Z 3313 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ」について、ISO規格に整合させたJIS改正素案の検討および作成を行い、日本規格協会の公募(区分B 2月)へ応募した。また、「JIS Z 3312 軟鋼、高張力鋼及び低温用鋼用マグ溶接及びミグ溶接ソリッドワイヤ」について定期見直しを開始した。
2026年度は、引き続き「JIS Z 3312 軟鋼、高張力鋼及び低温用鋼用マグ溶接及びミグ溶接ソリッドワイヤ」について、対応国際規格のISO 17632とISO 18276とに整合させたJIS改正素案の検討および作成を行う。また、継続してISO規格の定期見直しおよび改正案に対する意見のとりまとめを行い、日本市場の特徴を反映した提案を行う。
2.2 業種別にみた市場動向調査(調査第3分科会:継続)
2025年度は、アンケートの送付と集約を主体として活動を進めた。アンケートの調査対象は、過去のアンケートにご協力頂いた各社に加えて、溶接材料部会のHPからの一般募集、部会及び委員会に出席されている会社、更に分科会各社の営業先や展示会等でのアンケート案内配布など、様々な方法で募集を行った。回答方法は、今回新たに溶接材料部会HPから「Forms」を用いた回答を主体とし、合わせてこれまで通りの郵送やメールでの回答も受け付けて集約を進めた。
2026年度は、アンケート毎に集約された表、グラフから、過去からの傾向確認、考察を進めて市場動向をまとめる。
2.3 アジアにおける溶接材料共通規格の検討(調査第6分科会:継続)
2026年度は、5月にベトナムで、9月に日本で開催されるAWF会議の標準化委員会において、日本の溶接材料に関するISO規格やJISの制改定状況と、ISOおよびIIWの活動に関する情報をAWFメンバーに共有する。またメンバー各国の国家規格の制改定状況、および国際規格への整合化の状況について情報を入手して共有する。将来的にはAWFメンバーに共通したISO規格への意見集約を行い、ISO規格へ反映させることを目指して活動を継続する。
2.4 技術委員会70年史編集委員会(調査第7分科会:継続)
技術委員会は、昭和31年に活動を開始して以来、2026年で70周年を迎える。そこで本分科会は2016年度から2025年度までの活動成果をまとめた70年史の発刊を目的に、2025年10月に設置され活動を開始した。2026年度中に執筆から編集・校正などを終わらせ、2027年4月に発刊できるよう進める。
2.5 溶接材料のISO、JISおよびWESへの対応(規格化第9分科会:継続)
2026年度は、以下5つのWGを運営しつつ、技術委員会傘下の各分科会と連帯し、ISO/TC 44/SC 3を中心とした国際会議への対応、JIS及びWESの制定/改正原案作成実務を中心に活動する。
・WG 1:ISO全般への対応(継続)
・WG 2:JISおよびWES改正への対応(継続)
・WG 3:JIS Z 3211:軟鋼,高張力鋼および低温用鋼用被覆アーク溶接棒 原案作成委員会 分科会(継続)
・WG 4:JIS Z 3313:軟鋼,高張力鋼および低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ原案作成委員会 分科会(新規)
・WG 5:JIS Z 3251:硬化肉盛用被覆アーク溶接棒 改正原案作成WG(新規)
2.6 化学機械溶接研究委員会との共同研究WG(継続)
2025年度で完成させた「オーステナイト系ステンレス鋼のティグ溶接における窒素バックシールドの適用に関するガイドライン」についての講習会やシンポジウムを開催し、広く周知していく。
3.関係専門部会・研究委員会および関連団体への協力活動
2025年度に引き続き以下の委員派遣を行う。
① (一社)日本溶接協会 規格委員会
② (一社)日本溶接協会 電気溶接機部会 技術委員会
③ (一社)日本溶接協会 JPVRC施工部会
④ (一社)日本高圧力技術協会 日本圧力容器研究会議 運営委員会(JPVRC)
⑤ (一社)日本溶接協会 安全衛生・環境委員会
⑥ (一社)日本溶接協会 AM部会 技術委員会
⑦ (一社)日本鋼構造協会 エレクトロスラグ溶接による柱梁接合部の設計施工法の研究小委員会
4.出版物の発刊
2025年度の技術委員会、分科会および共同研究WGの活動成果をまとめ、「溶接の研究」No.65(PDF版)を作成する。




