部会長挨拶

車両部会 部会長 宮道 知典 氏(日本車輌製造株式会社)

車両部会は、「鉄道車両への溶接技術の応用」を目標に、1950(昭和25)年3月に大阪で発足しました。74年目を迎えた現在も鉄道車両製作におけるアルミ・鉄・SUS車体、台車の溶接技術及びその品質向上を主眼としています。部会員は、鉄道車両メーカー、台車メーカー、鉄道会社、溶接材料・溶接機器メーカー、材料メーカー等が中心となり、アルミ車体溶接研究委員会、鉄・SUS車体溶接研究委員会及び台車溶接研究委員会の3つの研究委員会を組織し、専門分野毎に調査・研究、情報交換等を主として活動しています。

 近年の鉄道車両の溶接において新しい技術がメーカー各社で採り入れられるようになりました。ステンレスの車体では、レーザ溶接が積極的に用いられており、外板と補強材との重ね継手の接合を抵抗スポット溶接からレーザ溶接に代替することにより外観を向上させる、連続溶接による水密性を確保するといった用途に適用されています。また,アルミニウムの車体では、摩擦攪拌接合(FSW)やレーザ溶接とアーク溶接を組み合わせたレーザアーク・ハイブリッド溶接が用いられ、低入熱プロセスという利点を活かした高精度な車体製造を実現しているなど、部会は産業界のニーズに応える活発な活動を行っています。

 本部会に対しまして、皆様方のご支援、ご協力賜りますことを、何卒よろしくお願い申し上げます。

部会費について

自動車部会の部会費は、次の通りです。

・鉄道車両メーカ部会員:143,000円 (消費税10 %含む)

・通常部会員:77,000円(消費税10 %含む)

入会を希望される企業・団体の皆様へ

 部会への入会を希望される方は、初めに(一社)日本溶接協会の業務部までお電話をお願いいたします。お電話にて入会に関する手続き等を説明させていただきますので、その後入会願いのご提出をお願いいたします。入会願いについては、本ページに掲載されておりますWordファイルをご利用ください。