鋼構造物の製作等において溶接・接合に関する設計、施工計画、管理などを行う技術者の資格であり、JIS Z 3410(ISO 14731)/ WES 8103において規定された溶接関連業務に関する知識及び職務能力について評価試験を行い、資格の認証を行うものです。この資格は、JIS Z 3400「溶接の品質要求事項」において要求されている溶接管理技術者に必要な資格であり、建築鉄骨の製作工場の性能評価の要件にもあげられるなど、広く一般の溶接構造物の信頼性、安全性の確保に対する社会的要請に応える資格として活用されており、公的にも国際的にも広く認識されているものです。

適⽤する規格

認証の等級(レベル)

溶接管理技術者の「任務及び責任」ならびに「知識及び職務能力」

特別級1級2級
責務JIS Z 3410(ISO 14731)の本体4.1及び4.2、並びに附属書Bに記載された事項に基づいて製造事業者から割り当てられた任務と責任を果たさなければならない。
知識及び職務能力JIS Z 3410(ISO 14731)の本体6.1及び6.2 a)に記載された技術知識をもち、かつ溶接技術に関する包括的技術知識と経験、及び施工、管理などに関する統括職務能力を保有していなければならない。 JIS Z 3410(ISO 14731)の本体6.1及び6.2 b)に記載された技術知識をもち、かつ溶接技術に関する特定技術知識と経験、及び施工、管理などに関する専門職務能力を保有していなければならない。 JIS Z 3410(ISO 14731)の本体6.1及び6.2 c)に記載された技術知識をもち、かつ溶接技術に関する基礎技術知識と経験、及び溶接施工、管理などに関する基本職務能力を保有していなければならない。
【参考】専門的(特定)
知識に対する要求事項*
製造事業者から委任された溶接製作における全ての任務及び責任について、計画、実行、監督及び試験するための、豊富で、かつ十分な技術知識。 選定又は限定された技術分野内の溶接製作において割り当てられた任務及び責任について、計画、実行、監督及び試験するための十分な技術知識。簡単な溶接構造物に関与する、限定された技術分野内の溶接製作において割当てられた任務及び責任について、計画、実行、監督及び試験するための十分な技術知識。
*)JIS Z 3410: 2013の 6.2項の規定による

受験条件

 申請者は、下表に示す条件に該当する必要職務経験年数を満足しなければなりません。必要職務経験年数を満足する前に筆記試験を受験する場合、筆記試験合格後、5年以内に必要職務経験年数を満足しなければなりません。

受験条件(最終学歴又は認証に基づく必要職務年数)

学歴又は認証等級別の必要職務年数
特別級1級2級
① 理工系大学院修了者及び理工系大学卒業者3(1)2(1)1
② 理工系以外の大学院修了者及び大学卒業者642
③ 理工系短期大学及び工業高等専門学校卒業者6(5)4(3)1
④ 理工系各種専門学校及び工業高等学校卒業者72
⑤ 工業高等学校以外の高等学校卒業者84
⑥ 上記学歴によらない場合7
⑦ 1級認証者3
⑧ 2級認証者3
注記1    表中の経験年数は、最小限の必要年数を表す。
注記2    ( )内の数字は溶接専修と見なされる学校に適用する。
注記3    経験年数は、溶接技術に関連した職務に専従した期間とし、専従でない場合は職務の実態に応じて査定する。
注記4    経験年数は、学歴については修了及び卒業後、認証については認証取得後の年数とする。
注記5    ①の理工系大学卒業者は、工業高等専門学校専攻科卒業者を含む。
注記6    ④の理工系各種専門学校卒業者は、高等学校卒業以上の学歴を有している場合に認められる。

認証フロー