受験資格

労働安全衛生法及び労働安全衛生規則に基づく次の2つの特別教育を修了していること。

①アーク溶接機を用いて行う金属の溶接,溶断等の業務に係る特別教育

②研削といしの取替え又は取替え時の試運転の業務に係る特別教育

上記2つの特別教育は,通例,アーク溶接特別教育(学科教育と実技教育)や自由研削といし特別教育(学科教育と実技教育)などと呼ばれています。特別教育の受講については,各地の教習機関までお問合せください。

評価試験の内容

 日本溶接協会が作成した溶接施工要領書(pWPS)に従い実技試験を実施し,溶接された試験材を評価します。受験する資格の種類ごとにpWPSは作成されており,日本溶接協会ウェブサイトで閲覧することができます。学科試験は実施せず,実技試験のみを実施し,その評価により認証します。また,基本級及び専門級の区別はありません。

 溶接した試験材の評価試験は,突合せ溶接では外観試験及び放射線透過試験とし,ソリッドワイヤのミグ溶接及びマグ溶接ではさらに曲げ試験を実施します。追加すみ肉溶接の評価試験は外観試験及びマクロ試験によります。

 実技試験の特徴として,ルートパス及び最終層でそれぞれ1箇所の溶接中断・再スタート部(ビード継ぎ部)を設け,中断時には評価員に申告しマーキングを受ける必要があります。また,小さなきずをグラインダで除去することができますが,グラインダ使用の際には毎回,評価員の許可を得る必要があります。ただし,最終層については,グラインダの使用は溶接中断・再スタート部に対してのみ許されます。

 また,受験者は試験の種類に応じて定められた時間内に試験材の溶接を行うとともに,溶接記録を作成し,試験材と一緒に提出します。

評価試験の詳細については、受験のご案内を参照願います。

   評価試験の内容については、こちらをご覧ください。