パイプラインテキスト

『最近のパイプラインの溶接施工技術とその将来(改訂3版)』 発行のお知らせ(2019.6.01)

日本溶接協会 機械部会 パイプライン小委員会では、天然ガスパイプラインの建設を中心に、関連法規、管材料、溶接材料、溶接設計、溶接施工、溶接継手の非破壊検査、維持管理までを一貫して『最近のパイプラインの溶接施工技術とその将来』として取りまとめ関係者へ配布を行なってきた。初版を2002 年に発行し、2007 年に改訂1版、2014年に改訂2版を経て、2019年6月から改訂3版の配布を開始した。

パイプラインは、大容量の天然ガスや石油などの流体を、安定かつ安全に輸送できる手段として世界的に普及している。このパイプラインによる輸送の約半分を占めている天然ガスは、二酸化炭素排出量増加や温暖化をはじめとする地球環境問題の対策の観点から、石炭や石油などの化石燃料と比べて二酸化炭素の排出量の少ないクリーンな燃料として、今世紀の主要なエネルギー源の一つとして重要視されている。

また、2011 年3 月11 日の東日本大震災の津波に伴う原子力発電所の事故を契機にした脱原発の動きから、火力発電所への依存度が高まってきている。この様な社会情勢のもとで今後もパイプラインの建設は、インフラ基盤の整備上からも重要なものとなっており、その建設コスト低減が不可欠である。

特に、我が国の場合は市街地や住宅地域での建設工事が中心であり、道路下へのパイプラインの設置が余儀なくされるなどの制約条件が多いことから、欧米諸国で広く採用されているライトオブウェイを用いた建設コストの安いスプレッド工法などが採用できない実情がある。しかしながら、建設工事の合理化、高速化、コストの低減は欧米諸国と共通の課題であり、建設コストの低減のために設計段階での配慮はもちろんのこと、米国API 規格のL555(X80)相当の高強度鋼管の採用や、自動溶接機の導入による溶接施工の合理化などの検討が日々なされている。

本書は、ガス、石油などの輸送用パイプラインに関連する企業、技術者にとって大変有用な参考書であり、これからこの分野の技術に携わる技術者の教育にも大変役に立つ。
冊子の購入を希望される方は、下記webからお申込みください。

溶接情報センター文献オンライン
https://www-it.jwes.or.jp/bshop/iblist.jsp?ky=JWES-MA-1901

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