ろう接の基礎と応用

 ろう付は紀元前4000年頃から使われていますが、現代においても、最先端分野における重要基礎・基盤技術として、身の回りにある多くの製品を始め、情報技術,航空・宇宙のあらゆる分野で多用されている技術です。

 本書は、ろう付の基礎知識を体系的に整理し解説するとともに、用語や関連規格の解説などを付録として収録するなど初心者にもわかりやすい構成となっています。日本溶接協会のろう部会で毎年開催している「現場に役立つろう付技術」講習会の副読本としても採用されていますので、新人教育のテキストとして最適な書籍です。是非、企業内研修でもご利用いただくことを推奨いたします。

著者:渡辺 健彦

第1章  古くて新しい接合技術                                        

第2章  接合とろう接過程                                             

第3章   ろう接とその特長                                             

第4章  ろう接の成否を決める「ぬれ」                                  

第5章  固体の表面張力増大のための表面酸化皮膜の除去                

第6章  液体(溶融ろう)の表面張力の低減                            

第7章  固体/液体間の界面張力の低減                                

第8章  ろう     

第9章  ろう接継手

第10章 各種材料のろう付

第11章 溶融ろう中への母材の溶解 

第12章 異種材料のろう接

第13章 セラミックスと金属のろう付

第14章 ろう接性および継手の試験 

第15章 ろう接における超音波振動付与の効果  

資料   ろう接用語集   

付表   各種JISろう(含AWSろう)の特徴と用途   

各章の参考文献

【頒布価格】

 製本版3,300円  

 ※送料は別途申し受けます
 

【申込方法】

 詳しくは下記URL「文献オンライン」を参照ください。

 http://www-it.jwes.or.jp/bshop/iblist.jsp?ky=%20JWES-NB-1602

 

ろう付技術特集編

《ろう付》は金属の接合法として、古くから用いられてきた技術で、接合部に母材より低い融点をもつ金属を溶融・添加し、ぬれと毛管現象によって接合する比較的単純な物理的現象を利用した接合法です。 《ろう付》は接合部の変形が少なく、母材があまり溶けないなど、精密接合や異種金属の接合には最適の方法です。
しかし、《ろう付》は比較的手軽にできるので、ときには基礎的知識が不足したままろう付を行い、失敗する例も見受けられます。そのためには入門書や技術書による《ろう付》の勉強が必須といえます。
現在、《ろう付》の入門書や参考書は幾つか市販されていますが、実際に必要な個別のろう付事例とかそれに関係ある研究については、学会の論文集や雑誌から探し出さなければいけないのが現状です。
ここで紹介する「ぶれいず技術特集編」は、これらのろう付事例や研究をまとめたものです。その内容は下記に記載されていますように《ろう付》の基礎研究から実際の適用例まで広範囲の記事が網羅されています。
「ぶれいず技術特集編」は一般社団法人 日本溶接協会 ろう部会(旧:貴金属ろう部会) の機関紙「ぶれいず」の技術及び研究に関連した記事をまとめたもので、現在までに「その1」~「その13」までの13巻を発刊しております。

【頒布価格】

 ○ぶれいず技術特集編CD-ROM版:その1~その12 製本版6,600円/CD版 5,500円  

                  その13     製本版9,350円/CD版 8,250円

 ※送料は別途申し受けます
 ※その2、その3、その11、その12、その13に関しましては、CD版とは別途、製本版も有料頒布しております。

 【申込方法】

  詳しくは下記URL「文献オンライン」を参照ください。

  https://www-it.jwes.or.jp/bshop/iblist.jsp

 

ろう付技術DVD

◇DVD『ろう付の基礎-入門編-』

ろう付のごく基礎を視覚的に映像化した従来のVHS版をDVD化し『ろう付の基礎-入門編-』を作成しました。
“ろう付とは何か?”“どのようにしたら、ろう付がうまくできるのか?”
“ろう付をまったく知らない人にどのように教えたらよいのか?”
DVDと付属の解説書(A4-15頁)は、貴金属ろう部会の委員が直接撮影し編集したものですから、専門業者の制作したものとは異なり、ろう付の基礎を丁寧に、分かりやすく解説してあります。また、ナレーションは入っていませんが、文字で十分理解できるように簡潔に説明されています。時間は約20分間です。別冊としての解説書は、映像だけでは分かりにくい所を分かりやすく解説しております。

◇DVD『銅配管はんだ付ろう付作業-実技編-』

“わかりやすい簡潔なナレーション付き!”
“今まで間違ったろう付をしていませんでしたか?”
“このDVDを見れば正しいろう付の方法が分かり、貴方も熟練ろう付技術者に”従来のVHS版をDVD化いたしました。
※実技編のサンプル映像はこちらでご覧いただくことができます。

→溶接情報センターhttps://www-it.jwes.or.jp/braze/index.jsp
[特徴]
○内容は実技映像を中心としたもので、時間は41分です。
○10Aの銅管から80Aまでの銅配管の継手部のはんだ付作業及びろう付作業が網羅されています。
○はんだ付編、ろう付編、悪いろう付編の3編に分かれています。
○各種の継手及びろう付姿勢についてのポイントがよく分かります。
○ろう付温度の目安、継手へのろうの浸透作業及びフィレット形成作業などが理論的に解説されています。
[DVDの構成]
Ⅰ.はんだ付作業
1.被覆銅管継手の前作業、電気ろう付機によるはんだ付
2.硬質銅管継手の前作業、プロパンエァーバーナーによるはんだ付
3.硬質銅管T継手のはんだ付
4.ぬれ現象の観察
5.各種の炎状態(プロパンエァーバーナーによる炎、酸素アセチレンによる炎)
Ⅱ.ろう付作業(りん銅ろう(BCuP-3)によるろう付作業)
6.硬質銅管水平管のろう付予熱、差しろうによる継手への浸透作業及びフィレット形成作業
7.硬質銅管鉛直管上向きのろう付
8.硬質銅管鉛直管下向きのろう付
9.細い銅管のろう付
10.硬質銅管T継手のろう付
Ⅲ.悪いろう付作業の例
11.予熱なしで炎の白心でろうを直接溶かす最も悪い例
12.加熱のし過ぎによるろうだれの例
13.加熱のし過ぎによって銅管を溶かした例

【頒布価格】
 ○DVD『ろう付の基礎-入門編-』・・・・・・・・・・・・・・・・ 4,400円/1枚
 ○DVD『銅配管はんだ付・ろう付作業-実技編-』・・・・7,700円/1枚
 ※送料は別途申し受けます
 ※上記DVD『入門編』『実技編』を同時にご注文の場合は11,000円/1セットとなります。

 ○「銅配管はんだ付マニュアル」・・・1,100円/1冊
 ○「銅配管ろう付マニュアル」・・・・ 2,200円/1冊

※上記マニュアルはDVD『銅配管はんだ付・ろう付作業(実技編)』で紹介した技術の詳細が記載

 されています。

 社内教育などの集合研修等に有効です。なお、DVD『ろう付の基礎(入門編)』には、解説書が付属しています。

【申込方法】

  詳しくは下記URL「文献オンライン」を参照ください。

  http://www-it.jwes.or.jp/bshop/iblist.jsp