1.特許庁長官賞の推薦選考

 特許庁長官賞 推薦審査委員会を開催し、審査の結果1件を授賞候補として特許庁へ推薦した。

2.溶接関係特許に関する特許庁との協力

(1)特許庁との懇談会

特許出願に関わる法令や規則は毎年のように改正され、それらを注意深くフォローしていくことが必要不可欠である。

今年度はオンラインで開催し、特許庁の審査第二部生産機械(加工機械)の梶本直樹室長、柏原郁昭先任上席審査官、審査第一部調整課審査基準室の喜々津徳胤(ききつ のりたね)室長補佐、審判部第13部門の見目省二部門長にご参加いただき、梶本室長より「最近の特許行政の概要」、喜々津室長補佐より「マルチマルチクレーム制限に関する審査基準の改訂」について、それぞれ丁寧な解説をいただいた。

その後、情報交換、意見交換が行える場として、全体での討論会の時間を設け、活発な質疑討論となった。

開催日時2022年11月11日(金) 14:00~16:30
開催方式Cisco Webex meetings
内  容①「最近の特許行政」について
②「マルチマルチクレーム制限に関する審査基準の改訂」について
③ 意見交換会
参加者数56名(うち特許庁から4名)

(2)特許庁審査官、審判官の溶接研修

審査官・審判官がより的確に溶接技術の発明を理解するための一助として、実際に溶接を行ってみること等を通じて溶接技術に関する理解を深め、特許審査に役立てていただきたいとのことから溶接実習を実施することとした。

 今回の溶接実習については、(株)神戸製鋼所(特許委員会委員会社)に委嘱した。

 特許庁からの参加者は6名であった。

日 時2022年11月24日(木)9:30~17:00
場 所コベルコ溶接テクノ(株) 溶接研修センター
内 容①溶接材料・施工に関する基礎知識や最近のトピックの座学
②設備見学
③被覆アーク溶接(一般棒、低水素棒)およびMAG溶接(ソリッドワイヤ、フラックス入りワイヤ)の実習体験

(3)特許庁審査官、審判官の溶接構造物製造現場見学

審査官・審判官がより的確に溶接技術の発明を理解するための一助として、工場や製造現場の見学を実施している。

しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、中止となった。

(4)国際ウエルディングショーを通じた特許庁審査官・審判官への新技術紹介

2022国際ウエルディングショー(2022年7月13日~7月16日、東京ビッグサイト)にて、審査官・審判官を特許委員会の委員会社ブースへご案内し、最新の機器・溶接法等を紹介した。また、同時期に開催された国際溶接学会(IIW)とのコラボレーション展示コーナーもご案内し、自動車、建築、造船、積層造形の生産革命、原子力、水素、洋上風力のエネルギー革命について紹介した。

特許庁からの参加者は6名であった。

日時:2022年7月14日(木) 13:00~15:30 (15:30以降は個別見学)
見学ブース: ① (株)神戸製鋼所
       ② (株)ダイヘン
       ③ パナソニック コネクト(株)
       ④ 小池酸素工業(株)
       ⑤ IIWコラボレーション展示コーナー
       ⑥ (一社)日本溶接協会
       ⑦ (一社)日本溶接協会 3D積層造形技術委員会

3.広報活動

溶接情報センターのコンテンツとして、特許行政に関する資料を公開した。