1.本部会
(1)2022年度 事業報告並びに決算報告の審議承認
(2)2023年度 事業計画(案)並びに予算(案)の審議承認
(3)その他報告事項の確認(ヨーロッパにおけるPFAS規制に関するパブリックコメント提出について)
2.幹事会
(1)2023年度 事業報告並びに決算報告の確認
(2)2024年度 事業計画(案)並びに予算(案)の審議
(3)部会役員交代について
3.安全推進委員会
(1)国内保安活動に関する情報交換の件
部会員各社のガス溶断器保安啓発活動について情報交換を行った。関連業界の保安に関する活動状況の調査及び今後のガス溶断器業界としての啓発活動について検討を行った。
(2)ガス溶断器の安全作業の啓発活動検討の件
産報出版より発行されている「溶接ニュース」、新報から発行されている「溶接新報」、ガスレビューから発行されている「ガスレビュー」にガス溶断機器類の定期点検に関する広告を掲載し、ガス溶断器の適正な点検の励行を呼びかけた。併せて昨年度作成した「ガス溶断器用圧力調整器の高圧部部品供給の停止」の指標について、各媒体に正副委員長のインタビュー記事を掲載しユーザへ周知した。
また、逆火防止ビデオに関して、ユーザへ配布する映像の内容について検討し、作成を開始した。
(3)全国高圧ガス溶材組合連合会(全溶連)の件
全溶連の保安対策連絡会議を通して、ガス溶断器保安関係の情報交換を行った。
(4)技術委員会への要請
建築研究開発コンソーシアム内に設置された工事中の溶接・溶断火花が発泡プラスチック系に飛散して 発生する火災の実態及び対策に関する委員会へ委員派遣を要請した。また、ガス切断器及びガス溶接器等に使用されるテフロン樹脂素材(PTFE及びPCTFE等)について技術的検討を依頼した。
4.技術委員会
(1)溶断機器業界の技術的発展への協力
安全推進委員会からの要請に基づいて技術的支援を行った。
1)ヨーロッパPFAS制限提案書へのパブリックコメントの作成を行った。
2)PTFE樹脂代替素材の検討をおこない、12月安全推進委員会への報告を行った。
(2)ISO・規格WG への指示
ISO/TC 44/SC 8 及びWES 関連の規格、文書処理についてISO・規格WG で対応をさせた。
(3)溶断小委員会への支援
溶断小委員会に幹事を出席させ、技術委員会及び本部会の情報伝達、事業活動のサポートの支援を行なった。
(4)関係官庁及び他団体への働きかけ
建築研究開発コンソーシアム内に設置された工事中の溶接・溶断火花が発砲プラスチック系に飛散して発生する火災の実態及び対策に関する委員会へ委員を派遣した。
(5)他委員会への参加
関連委員会に委員を派遣し、委員会審議に参画した。
① 規格委員会
規格委員会に出席し、溶断機器関係のISO/JIS/WES の審議に参画した。
② LMP 委員会
LMP 委員会に出席し、審議の参画及び情報収集を行ない、小委員会に報告を行った。
③ 安全衛生・環境委員会
安全衛生・環境委員会に出席し、審議の参画及び情報収集を行い、小委員会に報告を行った。
5.溶断小委員会
(1)切断現場での問題点とその対策(その他の情報交換の実施を含む)
建築研究開発コンソーシアムにて行われている「工事中の溶接・溶断火花が発泡プラスチック系断熱材に飛散して発生する火災の実態及び対策に関する研究会」にて行われた溶断中に飛散するスパッタによる発泡ウレタン火災発生試験に関して第2回委員会に日総試の豊田様より報告を頂いた。
(2)各種規格の情報収集
「新たな化学物質規制」「ヨーロッパにおけるPFAS規制」について第3回委員会にて報告があった。
(3)見学会
第1回溶断委員会で、MF-TOKYO2023の見学会を行った。
(4)各種切断法での切断特性と切断現象の研究および情報収集
「切断技術に関する最近の文献調査」を配布した。
(5)その他の情報交換の実施
第1回溶断委員会では、MF-TOKYO2023に出展しているコマツ産機㈱様、バイストロニックジャパン様、より出展内容紹介が行われた。
第2回委員会では、東京理科大_小林先生、日総試_豊田様より「工事中の溶接・溶断火花が発泡プラスチック系断熱材に飛散して発生する火災の実態及び対策に関する研究会」の内容と溶断火花飛散範囲及び火災リスクに関する実験的検討の講演が行われた。
第3回委員会では、JMU山内氏より『切断音解析に基づくプラズマ切断機のノズル劣化検出方法の開発第二報』、大阪大学 岡野准教授より、『レーザ切断で生じる縦曲がり変形の発生特性と水冷による変形 低減効果の評価』、東京大学 青山教授より、『船舶建造DXと実現に向けて』の講演が行われた。
(6)熱切断労働安全衛生ガイドブックの作成
本年度第1回溶断小委員会時に熱切断労働安全衛生ガイドブック作成の目次案を説明しガイドブック作成に関して承認を得た。
第2回溶断小委員会時に熱切断安全衛生ガイドブックの原案作成の担当割についての説明があり、熱切断安全衛生ガイドブックのサンプルとして、ガイドブック原案の第1章(労働安全法例体系総則)について、書式についての説明がなされた。また、日本鍛圧機械工業会が編纂した『レーザ加工機の安全ガイドブック』の流用できる文章や図表を引用するため、電子データを委員に送付することとした。
第3回委員会時に各分担リーダより進捗確認を行った。2024年度に発行を目標とし進めていく。
(7)熱切断技術基礎講習会の開催について
今年度の熱切断作業の品質と安全講習会は、溶接会館での対面講習会とZoom webinarによるリモート講習会のハイブリッド開催として2023年11月2日に開催し、溶接会館参加者とWEB参加者の合計42名で行われた。