1.本委員会
本委員会は、ISO/TC 44国内審議委員会、IEC/TC 26国内審議委員会及びJIW(日本溶接会議)標準化委員会との合同委員会として開催する。
1.1 溶接関係規格の調査、研究及び普及事業の総括
溶接関係規格の調査、研究及び普及活動を、経済産業省、日本溶接協会の各専門部会、研究委員会、特別委員会及び認証・認定事業関係の各委員会、並びに関連学協会及び業界団体の代表者から構成される委員で、それぞれの組織との連携を図りながら進めていく。
1.2 規格制定及び改正原案並びに定期見直しに関する審議
日本産業規格(JIS)及び日本溶接協会規格(WES)の制定及び改正原案並びに定期見直しに関する審議を行う。国際規格(ISO/TC 44、IEC/TC 26及びIIW)については、技術分野ごとに対応する各専門部会、研究委員会、特別委員会及び対応小委員会に対して助言を行う。
2.幹事会
本委員会での決定事項のフォローアップとともに協議事項の準備、整理を行う。また、中長期的な課題について検討し、本委員会へ提案していく。
3.小委員会
対応する専門部会、研究委員会のない技術分野の国際規格化活動については、次の小委員会及びWGにて具体的な検討を行う。
- 破壊試験小委員会(ISO/TC 44/SC 5の内、破壊試験に関わる規格対応)
- 薄板接合技術小委員会(ISO/TC 44/SC 6対応)
- 用語・記号小委員会(ISO/TC 44/SC 7対応)
- 施工管理小委員会(ISO/TC 44/SC 10の内、溶接施工・品質管理に関わる規格対応)
- 要員認証小委員会(ISO/TC 44/SC 11対応)
- 鉄系FSW規格検討小委員会(IIW/C-III-B/WG-B6対応)
4.2024年度JISの制定、改正、廃止活動
4.1 改正
- JIS C 9300-1、アーク溶接装置-第1部:アーク溶接電源
- JIS C 9300-7、アーク溶接装置-第7部:トーチ
- JIS Z 3001-3、溶接用語-第3部:ろう接
- JIS Z 3011、溶接姿勢-傾斜角及び回転角による定義
- JIS Z 3021、溶接記号
- JIS Z 3224、ニッケル及びニッケル合金被覆アーク溶接棒
注記1 前年度から取り掛かっているものも含む。
注記2 (一財)日本規格協会によるJIS原案作成公募制度における原案作成期間までのものを記載する。
5.2024年度WESの改正活動
5.1 制定
- WES-TR 2032、各種溶接構造物における溶接部外観に関する基準の例
- WES 98XX、特定認定高度保安実施者 保安検査基準
- WES 98XX、圧力設備の維持管理基準
5.2 改正
- WES 1108、亀裂先端開口変位(CTOD)試験方法
- WES 3009、溶接割れ感受性の低い高張力鋼板の特性
- WES 8109、マイクロソルダリング技術要員認証基準
5.3 廃止
- WES 2031、溶接継手の外観試験方法
注記3 前年度から取り掛かっているものも含む。
注記4 WES成案(最終原案)の提出日までのものを記載する。
6.日本がプロジェクトリーダーとなっている2023年度ISO/IEC規格の制定・改訂活動
6.1 ISO/TC 44/SC 6(抵抗溶接及び機械的接合)
- ISO/DIS 5821、 Resistance welding — Spot welding electrodes — Female electrode caps
6.2 ISO/TC 44/SC 10(溶接分野における品質管理)
- ISO/AWI 17660、Welding — Welding of reinforcing steel
6.4 ISO/TC 44/SC 12(はんだ付材料)
- ISO/FDIS 9455-17、 Soft soldering fluxes — Test methods — Part 17: Surface insulation resistance comb test and electrochemical migration test of flux residues
- ISO/DIS 9455-18、Soft soldering fluxes – Test methods – Part 18: Test methods of cleanliness of the soldered printed circuit assemblies before and/or after cleaning
6.5 ISO/TC 44/SC 13(ろう付材料及びプロセス)
- ISO/DIS 17672、 Brazing – Filler metals