部会長挨拶

自動車部会 部会長 岡崎 範久 氏 (日産自動車株式会社)

 自動車部会は、自動車の生産増大とともに溶接技術の重要性が高まったことで、1956(昭和31)年12月に発足しました。本部会は、部会員会社・異業種企業などの工場見学による技術交流、規格改正等への活動、並びに大学との包括連携による接合技術分科会(包括連携分科会)を通じて、自動車メーカー各社の持つ技術的な課題に関する情報交換及び調査研究を中心に活動を行っております。

 近年、各社の若手技術者を集め、自動車メーカーに関わりのあるテーマについてディスカッションする若手技術者交流会を実施し、相互に刺激を受け合い技術者として成長を促す人材育成の場を運用してきました。

 また、本部会で技術発表を行っており、鋼やハイテン材を対象とした抵抗スポット溶接、レーザー溶接及びアーク溶接の発表が多く,スパッタや品質保証の技術に言及した報告ございました。また、SPR(セルフピアスリベット)やFSW(Friction Stir Welding)など、車両の軽量化を目的としたアルミニウム合金採用の動きが増えてきました。

 自動車の接合をめぐる動向を踏まえ、技術発表会や工場見学、若手技術者交流会を通じて関係各位で切磋琢磨し、また日本溶接協会だけでなく溶接学会とも活発に交流することで産学一体となり、今後も自動車溶接・接合の発展に貢献していきます。

 本部会に対しまして、皆様方のご支援、ご協力賜りますことを、何卒よろしくお願い申し上げます。

部会費について

自動車部会の部会費は、次の通りとなってます。

幹事部会員(自動車メーカ、主要溶接機及び材料メーカ)                 52,100円(消費税込)

通常部会員(上記以外)                                                               27,500円(消費税込)

入会を希望される企業・団体の皆様へ

 本部会への入会を希望される方は、初めに(一社)日本溶接協会の業務部までお電話をお願いいたします。お電話にて入会に関する手続き等を説明させていただきますので、その後入会願いのご提出をお願いいたします。入会願いについては、本ページに掲載されておりますWordファイルをご利用ください。