溶接作業指導者資格の有効期間は,資格登録日より3年間です。
サーベイランス
資格登録後3年を経過する前にサーベイランスの申請を行い、適格性が維持されていることが確認された場合、引き続き3年間有効の適格性証明書を交付します。さらに3年を経過する前にサーベイランスを行えば、上記と同様に3年間有効の適格性証明書を交付します。すなわち、サーベイランスを2回受けることにより、登録から通算9年間の資格保有が可能です。
サーベイランスの案内は、資格有効期限の4ヶ月前に、登録されている送付先に送付します。なお、サーベイランス手続きの費用は6,600円(10%消費税含)です。
再認証審査
資格登録後9年が経過する前(サーベイランスを2回受けてからさらに3年が経過する前)に、資格の更新を希望する場合は、WES 8107「溶接作業指導者認証基準」に基づく再認証審査を受ける必要があります。再認証の手続きについては、溶接作業指導者の「再認証のご案内」を参照してください。
再認証の審査は、最近における溶接に関する講習会等の参加実績と職務従事証明の審査により行います。最近における溶接に関する講習会等とは2回目のサーベイランス以降において最新の溶接技術やこの資格に関係のある講習会で、延べ2日以上(受講時間延べ10時間以上)の参加実績が必要となります。
対象となる講習会は、公益法人などの団体が主催する溶接に係わる講習会で、日本溶接協会及び各都道府県溶接協会や(一社)溶接学会及びその支部が主催する溶接専門技術に係わる講習会のほか、地方行政組織、当人の所属する学協会や業界団体の主催する溶接に係わる講習会等が該当します(図の①講習会)。また、9年目に開催されるWES 8107による「溶接作業指導者のための講習会」の2日目と3日目の2日間の講習会※1も対象としています(図の②講習会)。
受講される講習会が審査対象となるか否かの確認は、その講習会の開催案内やプログラムを入手準備の上、事務局までお問い合せください。また、溶接に係わる講習会等の講師としての参加も実績となる場合がありますので、該当される方はお問い合せください。
(対象となる講習会の一例)ただし、講習会の妥当性について審査があります。
- 日本溶接協会主催のWES 8103による「溶接管理技術者のための研修会」
「溶接管理技術者」の資格取得を計画されている方は、この3年の間にこの研修会に参加されてはいかがでしょうか。 - 各都道府県溶接協会が主催する溶接専門技術に係わる講習会
- (一社)溶接学会主催の「溶接入門講座」2日間、「溶接工学夏季大学」
- (一社)溶接学会各支部や若手会員の会が主催する研究会や溶接技術講座
※1 日本溶接協会主催のWES 8107による「溶接作業指導者のための講習会」の2日目と3日目の2日間の講習会も対象となります。ただし、9年目に開催予定の講習会のみが対象となり、7年目、8年目にこの講習会を受講することはできません。
(対象外の講習会の例)
- 溶接工場や建設現場などの見学会や見学が主目的の講習会
- 展示会や商品説明が主目的の講習会
- アーク溶接特別教育講習など実技実習が主体の講習会
①講習会: 7年目から9年目に開催される溶接専門技術に係わる講習会公益法人などの団体が主催する講習会に延べ2日以上の参加した実績証の写しを貼付し申請する。
ただし、講習会の妥当性について審査があります。
②講習会: 9年目に開催されるWES 8107による「溶接作業指導者のための講習会」の2日目と3日目の2日間の講習会※1有効期限の約11ヶ月前にご案内を郵送します。