石油/石油化学産業を中心に利用されている圧力設備は溶接構造物ですが、従来は設計規格を中心とした安全確保の考え方であり、技術や規格の議論は設計製作面に集中しています。しかしながら、圧力設備を活用した石油/石油化学産業は成熟化が進み、技術ニーズの側面においては、新たな投資を要する新規設備の設計製作技術に対するニーズから供用中の設備を合理的な安全管理に基づき最大活用し国際競争力を確保していく維持管理最適化技術へと、軸足は大きくシフトしています。加えて深刻化する少子高齢化問題や環境問題などの側面からも、供用中の設備を効率的に活用する持続可能な技術に対する社会的要請が日々強まっています。
このような背景の中、従前より溶接技術を中心に発展してきた最新の破壊力学関連技術、現場品質管理技術や検査評価技術等を基礎として、供用中の設備の効率的且つ最適な供用技術の国内実用化に向けた活動を望む声が石油/石油化学業界内で高まっています。
そのニーズに応えるべく、部会として活動を進めています。
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