2024年度

当部会は、従来の3D積層造形技術委員会(臨時専門委員会)を引継いで、2024年度に発足する。

1. 本部会
1.1 部会総会

AM部会は,AM技術の向上並びに普及を図るために,積極的に必要と認められる諸種の事業活動を行う。

新部会体制となる本年度は,とり急ぎ,部会員各社がより主体となれる体制がとれるよう部会組織を構築する。AM技術を次世代のモノづくり手法として定着させることができるようにするために,部会員各社の多様な専門性と総合力を生かし,従来の3D積層造形技術委員会の活動のうち技術発表や動向等の報告の場は「技術委員会」として,日本溶接協会 教育委員会内に設置されるAM技術者教育委員会が適切に運営できるよう,AM部会にも「教育委員会」を設置し,部会員を中心として業界ニーズが捉えられるよう連携していき,さらに,AM普及のための展示会や外部セミナー企画等については「広報委員会」として委員会を設置し,それぞれ活動を推進支援していくこととする。その他必要に応じて,委員会を設置していく。

また,溶接協会がもつ豊富な人的ネットワークと情報,他団体との連携により,部会員や業界が健全な部会活動推進し発展できるよう,運営内規の制定に取り組む。

1.2 部会幹事会

部会員に有用と思われる活動や懸念事項について部会総会前に審議する。必要と認められるときは部会幹事会の臨時開催を検討する。

2. 技術委員会
2.1 技術本委員会

技術委員会は旧 3D積層造形技術委員会で実施されていた技術発表や規格動向等の報告を行う場として設置し,年間4回を予定している。従来通り,次の点を引継いで技術委員会運営をする。

・技術委員会幹事グループによる委員会運営とする。
・委員会ではWEB会議室を併用し,関係者が参加しやすい委員会とする。
・委員会社であればWEB参加に制限を設けない。
・委員同士のコミュニケーションが図れる場を設定する。
・見学会を兼ねた委員会を検討する。

当部会の大きな特色である共同研究WGについては,旧 3D積層造形技術委員会発足後に3つのWGが設置されて以来,残念ながら設置提案がない。委員会として,諸課題解決のために積極的なWGの設置提案を支援していくこととする。

2.2 技術委員会幹事会

 技術委員会幹事会は,技術委員会が円滑に活動できるよう事前に開催する。技術委員会幹事会はWEB会議室併用で開催し,必要に応じて臨時で開催することも検討する。本委員会の運営は,技術委員会幹事4グループが1年間を回していく。

3. 教育委員会

本年度中に,日本溶接協会 教育委員会にAM技術者教育委員会が設置され,AM技術者の教育のあり方,カリキュラム及び指導法について検討されることとなった。そして,同委員会ではAM技術者研修会を実施することを目指し,研修会テキスト及び演習問題を作成する。

これに連動して,当部会として,部会員を中心に業界のニーズを捉え,適切な運営をすることができるよう同委員会に働きかけていけるよう部会内にAM教育委員会を設置する。 ※日本溶接協会は,教育委員会と合わせてAM設計・施工及び管理のための技術者を認証する「AM技術者認証委員会」も設置する予定となっている。

4. 広報委員会

当部会の認知とAM技術を普及させるための広報活動の機関として広報委員会を設置する。

具体的には,部会活動に関心を持っていただくためのホームページやパンフレットやポスターを作成し,効果的にPRできるよう努める。AMといったら必ずAM部会のホームページを訪れてもらうようなサイト作成を目指し,AM技術の普及に貢献するためにサイト訪問者が便利に活用できるものにする。

AM技術の普及の一環として,展示会でのPRや外部セミナーを企画する。展示会としては,ウエルディングショー/AM World,TCT Japan,Photonix展へのブース出展の実績があるので,コストをかけずにより効果的なPRができないか検討する。

外部セミナーについては,新しい視点での開催を検討したい。特に,セミナーの実施は部会活動を支えることができるため,有償にて開催を検討したい。本年度は年間2回ほどのセミナーを検討する。