開催にあたりまして

会場とオンラインによる「バイブリッド」形式での開催を致します。

オンラインは「Zoom」を使用致します

原子炉圧力容器の加圧熱衝撃に対する新しい破壊評価技術

−塑性拘束を考慮した破壊評価基準の社会実装−

(第59回    国内シンポジウム)

  【開催趣旨】

原子力発電は脱炭素社会実現に有効な発電方法として再評価されるようになってきました。このため、既存プラントを長期運転する要求が高まり、経年化後に対する健全性評価が重要となっています。特に、中性子照射を受ける原子炉圧力容器(RPV)に対しては、加圧熱衝撃事象を想定した健全性評価が行われていますが、安全な長期運転に向けてより高精度な破壊解析に基づく評価手法が必要となっています。

近年、一般鋼構造物や建築鋼構造物の脆性破壊を対象とした合理的な構造健全性評価手法として、塑性拘束効果を取り入れた破壊力学的手法が注目を集めており、既にISO 27306*、及びWES 2808**として規格化されています。ISO 27306では、Bereminモデルによるワイブル応力概念に基づき、構造要素の破壊限界をその塑性拘束の程度に応じて標準破壊靭性試験片の破壊靭性値から補正する手法が与えられています。塑性拘束を考慮した破壊評価法は原子力産業界では新しいものであり、その導入に向けて日本溶接協会原子力研究委員会「塑性拘束効果を考慮した破壊評価基準の確立検討小委員会(CAF小委員会)」において、RPVへの適用検証がなされました。さらに、破壊評価ガイドラインが策定されるとともに、ガイドラインの社会実装を目指して規格化の検討が行われました。

本シンポジウムは、この新しい評価手法の考え方と適用手順を原子力分野の実務技術者の皆様、並びに今回の講演内容に関心のある方々に紹介し、RPVの破壊評価法について広くご意見をいただきたく企画しました。長期運転下の原子力プラントの状況と課題、特に加圧熱衝撃に対する破壊力学的評価の現状を解説し、課題をブレークスルーする方法として注目される塑性拘束補正手法の動向を紹介するとともに、RPVの破壊評価への拘束補正手法の適用例と規格化に向けた取組みについて説明します。本シンポジウムが、原子力分野の構造健全性評価の方向性について、参加者の皆様との積極的な情報共有と意見交換の場となれば幸いです。関連する研究者、技術者におかれましては、本シンポジウムへ奮って参加され、大いに議論いただきますよう、ご案内申し上げます。

* ISO 27306:Method of constraint loss correction of CTOD fracture toughness for fracture assessment of steel components
** WES 2808:動的繰返し大変形を受ける溶接鋼構造物のぜい性破壊性能評価方法

プログラムはこちらから

お申込書はこちらから(オンライン受付)
https://www-it.jwes.or.jp/seminar/

【日 時】
 
9月30日(火)10時00分~16時50分 

【定 員】

会場:80名 ※申込み先着順とし、定員になり次第締め切らせて頂きます
オンライン:多くの方にご参加いただきたいという趣旨から、定員はありません。

【申込締切日

9月12日(金)
 ※オンラインでお申込みの場合はテキストを送付する関係上、お早めにお申込み下   

  さい。     

 ※締切日近くとなりますとテキストがお手元に届かない可能性もございます。

 【参加費】
 会場

 会 員:22,000円(会員会社※) テキスト代、昼食代、消費税10%を含む
 非会員:24,200円(会員外会社) テキスト代、昼食代、消費税10%を含む

 オンライン
 会 員: 19,800円(会員会社※)テキスト代、消費税10%を含む
 非会員: 22,000円(会員外会社)テキスト代、消費税10%を含む
※(1)会員とは日本溶接協会 本部団体会員

http://www-it.jwes.or.jp/kain/kaindsp.jsp参照)および日本溶接協会 指定  

 機関(http://www-it.jwes.or.jp/office/map.jsp参照)の会員です。
 (2)後援団体会員は、日本溶接協会会員に準拠する。

【申込方法 ほか】
◎受講のお申込は、下記オンライン(WEB)にて受付ページよりお願い致します。
 https://www-it.jwes.or.jp/seminar/
◎ご記載された個人情報は「個人情報保護に関する法律」に則り、一般社団法人日本

 溶接協会が定めた個人情報保護方針に従い管理いたします。詳細につきましては別

 にお尋ねください。
◎参加費は、下記へご送金下さい。(銀行振込手数料は各自ご負担下さい)
 振込口座:三井住友銀行 神田駅前支店 普通口座 No.140912

 (一社)日本溶接協会
◎原則、ご入金をもって領収に代えさせていただきますが、請求書、領収書の発行を

 ご希望の際は、申込み時に申込情報の摘要欄へご記載下さい。

 なお、領収書のみ発行希望の方は講習会終了後下記「インボイス対応電子領収書」から領収書のダウンロード

 が可能となります。ただし、事前申請が必要となりますので、上記同様に申込み時に摘要欄にご記載下さ

 い。

 領収書発行の際には、【受講番号】【お名前】【生年月日】の入力が必要です。

 インボイス対応電子領収書の発行について 

◎お振込後の参加費は返却いたしません。欠席の場合は、代理出席をお願いします。

お申込みから当日までの流れ

【協会へお越しの方】
①受付手続完了後に当協会よりお送りする受講確定メールに【受講番号】が明記され  

 ております。受付の際には、受講番号で出席確認を致します。
 当日受付時に、印刷またはスマートフォンでの画面をご提示下さい。
②資料(テキスト)は、当日会場でお渡し致します。
 ただし、講演に使用したパワーポイントのデータは提供いたしません。

【オンライン(WEB)参加の方】
①受付手続完了後に当協会よりお送りする受講確定メールに【受講番号】が記載され

 ております。
 下記登録の際に必要となります
②オンライン事前登録完了後、シンポジウム参加用URLをお送りいたします。
 ※参加用URLはご登録者様専用のため、他の人との共有はできません。
③シンポジウム当日、②のURLにアクセスいただき、ご参加ください。
④ 資料(テキスト)は、シンポジウム当日までにご登録の住所へ郵送致します。
 ただし、講演に使用したパワーポイントのデータは提供いたしません。
 ※①~③につきましてはお申込みの方へ別途、詳しい手順をご案内致します。
⑤当日は、参加確認を致しますので シンポジウム開始時間15分前までにはお知らせ

 致しましたURLより入室下さい。

【注意事項】
✦インターネット経由でのライブ配信ですので、回線状態などにより、画像や音声が

 乱れる場合があります。また、状況によっては、講義を中断し、再接続して再開す

 る場合がありますが、あらかじめご了承ください。
✦本シンポジウムはお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同 

 時に視聴することや複数人での視聴は禁止させて頂きます。
✦本シンポジウムでの録画・録音・撮影等は法律に基づき、固く禁止させて頂きま 

す。

【会 場】
溶接会館 2階ホール および オンライン(WEB)

【事務局】(連絡先)
(一社)日本溶接協会 業務部 佐々木 

E-mail:atom@jwes.or.jp 

TEL:03-5823-6324