2025年11月25日(火)開催 第2回WES 2820(圧力設備の供用適性評価方法ー減肉評価)講習会

1. 主催・企画運営

  • 主催:一般社団法人 日本溶接協会
  • 企画運営:一般社団法人 日本溶接協会 化学機械溶接研究委員会
         公益社団法人 石油学会 圧力設備自主保安分科会

2. 開催の趣旨

 石油精製、石油化学、化学プラントなどの圧力設備は、長期供用中に減肉や割れなどの劣化・損傷を生じることがあり、安全に運転を継続するために、検査、評価及び補修を的確に行うための維持規格が必要です。検査によって発見されたきず又は損傷を有する圧力設備の継続供用、補修、取替え等の対応策を決定する方法は、一般に供用適性(Fitness-For-Service、FFS)評価方法と呼ばれ、API 579-1/ASME FFS-1、BS 7910などのFFS関連規格が広く使われています。このような背景から国内では、石油連盟・石油化学工業協会の供用適性評価基準委員会が、2013年にAPI/ASME規格を基にした圧力設備の供用適性評価基準を策定しました。

 この基準を広く産業界に普及させるため、両団体から最も適用機会の多い減肉評価法を(一社)日本溶接協会 化学機械溶接研究委員会にWESとして規格化することの要請がありました。本委員会の傘下で2013年4月に「圧力設備の供用適性評価方法-減肉評価」原案作成委員会及びFFS小委員会が発足し、2年間の規格化活動を通じて2015年6月にWES 2820(圧力設備の供用適性評価方法-減肉評価)を発行いたしました。

 さらに2020年よりWES 2820の見直しを行い、2021年に改正されたAPI 579-1/ASME FFS-1の情報、並びに初版制定以降の技術進歩を取り入れて、本文及び解説の内容を追加・整理しています。

 本規格は、減肉評価手順、厚さ測定の方法、減肉特性化、継続供用可否判定、不合格判定時の措置等から構成されており、現場の技術者、設計・保全技術者等に、FFS評価を実施する際に役立つ規格として活用いただくことを目的としています。

 この度、多くの皆様にWES 2820を知っていただき、広く実用に供していただきたく、講習会を企画致しました。本講習会では、WES 2820改正WG委員が講師となり、供用適性評価関連の最新動向、減肉評価の具体的手順や耐震設備における減肉評価の具体的手順などについて解説します。 この機会に是非、本講習会にご参加いただき、得られた知見を今後の業務に活用していただければ幸いです。

講習会パンフレットはこちらから

3.  開催要領

a) 開催日時

 2025年11月25日(火曜日) 10:00 ~ 17:00

b) 開催場所

 連合会館 2階 大会議室(東京・御茶ノ水)及びオンライン(Zoomウェビナー)

4. お申込要領

a) 定員

 120名(連合会館及びオンライン参加の合計人数)
 ※申込先着順とし、定員になり次第締切らせていただきます

b) 聴講料

 化学機械会員:11,000円(化学機械溶接研究委員会及びWES2820改正WGに所属している会社です。)
 JWES会員:22,000円(日本溶接協会 団体会員会社です。)
 協賛団体:33,000円(石油学会 維持(法人)会員です。)
 非会員:44,000円
 ※消費税10 %を含みます。

c) 申込み締切日

 2025年11月17日(月)

d) 配布物

 当日資料(非売品)を事前アップロードいたします。

※現地参加の方へ:テキストの当日の印刷配付は行いませんので、テキストは必ず事前にダウンロードください。

e) 申込要領他

  1. 受講のお申込は、オンライン(WEB)にて受付致しております。
    下記に記載されておりますURLに当協会で開催予定のシンポジウム、講習会の一覧が表示されます。
    「第2回 WES 2820(圧力設備の供用適性評価方法-減肉評価)講習会」を選択し、申込情報をご入力下さい。
  2. ご記載された個人情報は「個人情報保護に関する法律」に則り、一般社団法人 日本溶接協会が定めた個人情報保護方針に従い管理いたします。詳細につきましては別にお尋ねください。
  3. 参加費は、下記へご送金下さい(銀行振込手数料は各自ご負担下さい)。
    銀行振込:  三井住友銀行 神田駅前支店 普通預金口座 NO.146921 (一社)日本溶接協会
  4. 振込後の受講料は理由の如何に依らず返金致しません。欠席の場合は、代理出席をお願い致します。
  5. 請求書ご希望の際はお申し込みの際に備考欄等にその旨ご記載願います。
  6. お申込みから当日までの流れ【連合会館へお越しの方】
    • 受講確定メールには、【受講番号】が明記されております。受付の際、受講番号で出席確認いたしますので、印刷またはスマートフォンでの画面をご提示下さい。
    • 講習会に使用するパワーポイントのデータは、講習会開催の約1週間前までにテキストを指定のURLにアップロードいたします。
  7. お申込みから当日までの流れ【オンライン(Zoomウェビナー)参加の方】
    • 受付手続完了後に当協会よりお送りする受講確定メールに【受講番号】が記載されております。
      Zoomウェビナーへの登録の際に必要となります
    • オンライン事前登録完了後、オンラインセミナー参加用URLをお送りいたします。
      ※ 参加用URLはご登録者様専用のため、他の人との共有はできません。
      ※ 講習会開催の1週間前までに事前登録用URLがお手元に届かない場合は、事務局までご連絡下さい。
    • オンラインセミナー当日、上記のURLにアクセスいただき、ご参加ください。
    • 講習会に使用するパワーポイントのデータは、講習会開催の約1週間前までにテキストを指定のURLにアップロードいたします。
      ※ 上記つきましてはお申込みの方へ別途、詳しい手順をご案内致します。
    • 当日は、参加確認を致しますので、講習会開始時間15分前までにはお知らせ致しましたURLより入室下さい。

f) 注意事項

  • インターネット経由でのライブ配信ですので、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。また、状況によっては講義を中断し、再接続して再開する場合がありますが、あらかじめご了承ください。
  • 本オンライン講習会はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止させて頂きます。
  • 本オンライン講習会の録画・録音・撮影等は法律に基づき、固く禁止させて頂きます。

5. 事務局(連絡先)

〒101-0025  東京都千代田区神田佐久間町4-20
 一般社団法人 日本溶接協会  業務部 山出(ヤマイデ) 
 TEL:03-5823-6324 FAX:03-5823-5244

7. 会場

~現地会場~
 連合会館(2階 大会議室)
 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11

【 交通案内 】 
●地下鉄
→ 東京メトロ 千代田線
  新御茶ノ水駅 B3出口(徒歩0分)
→ 東京メトロ 丸ノ内線
  淡路町駅 B3出口 ※(B3出口まで徒歩5分)
→ 都営地下鉄新宿線
  小川町駅 B3出口 ※(B3出口まで徒歩3分)
  丸ノ内線/新宿線をご利用の方は地下道を通り、千代田線方面へ
※B3a・B3b出口は、違う方向へ出ますのでご注意ください。

~オンライン会場~
 Zoomウェビナー

8. その他

 その他やむを得ない事由により、講師による講演は別会場から講演となる可能性または、講習会が中止となる場合がございます。講習会が中止となった場合のみ費用は全額返金致します。手続きの詳細は講習会事務局までお問い合わせください。最新情報は当協会ホームペ-ジにてご連絡をいたしますので、適宜ご確認願います。

過去の開催実績

過去に化学機械溶接研究委員会の主催で開催された講習会・シンポジウムは次のとおりです。
2025年7月9日(水):「二相ステンレス鋼の溶接―溶接施工のかんどころー」書籍発刊記念シンポジウム
2025年3月6日(木)~3月7日(金):第2回 圧力設備の溶接設計施工テキスト講習会