4.7すみ肉溶接(告知事項あり)
告知 すみ肉溶接技能者の資格認証基準について(2021.10)
すみ肉溶接技能者資格の認証について規定している次の規格が、2021年10月1日付で改正となりました。
WES 8101(すみ肉溶接技能者の資格認証基準)
・新しいWES 8101は日本溶接協会のHPから閲覧、購入できます。
今回の改正点は次のとおりです。
・WEB 申請(e-Weld)への移行に対応するためサーベイランス方法についての文言を変更
新規格の適用は、2021年10月1日以降の評価試験から適用を開始しています。
1.すみ肉溶接技能者資格の種類(WES 8101)
溶接方法 | 資格の 級別 | 資格の 種別記号 | 溶接姿勢 | 試験材料の種類、 厚さ区分 | 溶接継手の区分 |
被覆アーク 溶 接 | 基本級 | Fil-F | 下向 | 炭素鋼板/中板 | 板のすみ肉溶接 |
専門級 | Fil-V | 立向 | |||
Fil-H | 横向(水平) | ||||
Fil-O | 上向 | ||||
マグ溶接 | 基本級 | SFil-F | 下向 | ||
専門級 | SFil-V | 立向 | |||
SFil-H | 横向(水平) | ||||
SFil-O | 上向 |
2.すみ肉溶接技能者資格の受験条件(WES 8101)
溶接方法 | 資格の 級別 | 受験条件 |
被覆アーク 溶 接 | 基本級 | JIS Z 3801及びWES 8201に基づく次のいずれかの資格を有すること。 N-1F、A-2F、N-2F、A-3F、N-3F |
専門級 | 基本級Fil-Fを所有する者。ただし、基本級の試験に合格することを前提として基本級の試験と専門級の試験を同時に受験することができる。 | |
マグ溶接 | 基本級 | JIS Z 3841及びWES 8241に基づく次のいずれかの資格を有すること。 SN-1F、SA-2F、SN-2F、SA-3F、SN-3F |
専門級 | 基本級SFil-Fを所有する者。ただし、基本級の試験に合格することを前提として基本級の試験と専門級の試験を同時に受験することができる。 |
3.評価試験の内容
実技試験のみWES 8101 にもとづいて行い、外観試験(すみ肉溶接部)及び曲げ試験により評価します。
4.試験に使用できる溶接材料及びガスについて
・評価試験で使用できる溶接材料リスト(PDF)
*評価試験で使用できる使用溶接材料は、受験申請時に選択した溶接材料のみ使用可とし、評価試験当日の使用溶接材料の変更は不可とります。
・試験に使用する棒径は3.2mm以上とします。
・溶接ワイヤ径に規定ありませんが、申込み時に記入してください。
・マグ溶接のシールドガスは、炭酸ガス、混合ガス(Ar+CO2)から選択してください。