Atomic Energy Research Committee

【終了しました】国際シンポジウム 確率論的破壊力学の活用による原子力の安全性向上

※終了いたしました
国際シンポジウム
確率論的破壊力学の活用による原子力の安全性向上
International Symposium on
Improvement of Nuclear Safety Using Probabilistic Fracture Mechanics

【開催趣旨】

破壊力学とは、ひびを生じた構造機器や構造物が使用中に受ける荷重によって破壊するか否かを定量的に評価するための学問体系である。破壊力学に基づくと、破壊現象に関連する因子がすべて確定されれば、ひびを起点として構造機器や構造物が破壊するかしないかを確定的に予測することができる。しかし、破壊現象に関連するそれぞれの因子は統計的なバラツキや不確実性を持っており、確定的な評価は簡単ではない。通常、こうした統計的なバラツキや不確実性を考慮するために、一つ一つの因子を保守側に見積もりながら評価することが行われる。しかし、それらが積み重なることにより、最終的な評価結果に多大な保守性が導入されることとなり、合理的な評価を行うことが困難になる。そこで、破壊力学理論に確率論を導入し、破壊するかどうかを破壊確率として評価する学術体系が、確率論的破壊力学(Probabilistic Fracture Mechanics : PFM)である。PFMは構造機器や構造物の破壊現象が関わる問題においてリスク活用を行う際の基盤的ツールであると言える。
PFM解析技術は、すでに欧米等では安全規制や保全の最適化等に適用されている。国内では、将来的なリスク情報活用の方向性が原子力安全委員会や原子力安全・保安院(当時)から示されていたものの、具体的な活用方策については、まだ現実的な議論に至っていない。実際には、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震とその津波による福島第一原子力発電所の事故が起きる前は、国内でもリスク情報活用の一環として、PFM技術の活用を目指し、産官学や学協会において研究開発や情報交換が進められていた。しかし、福島原発での事故以降は、原子力発電への信頼感の低下から、その後の関連する研究開発はやや停滞するような傾向があるが、プラントシステム全体の安全性を評価することが重要であり、確率論的リスク評価(Probabilistic Risk Assessment : PRA)と同様に確率論的な尺度で機器や設備の健全性を評価するPFM解析についても、今後の活用方策が原子炉施設等の安全確保に重要な意味を持つと考えられる。
(一社)日本溶接協会では、原子力機器の健全性評価におけるPFMの有用性に着目し、1987年よりPFM小委員会を設置し、PFM関連技術の調査及び応用研究を進めてきた。2014年3月には、PFM技術の原子力をはじめとする国内産業界への普及を目指し、PFM小委員会および本小委員会に参画する機関におけるPFM研究の最新成果と今後の展開について、構造材料技術者や構造機器・プラントの運転保守に責任ある管理者・経営者の方々向けに書籍「リスク活用のための確率論的破壊力学技術 ―基礎と応用―」を出版し、その電子データを協会のホームページ(http://www-it.jwes.or.jp/ae/)から無料公開した。
今回、さらにPFM技術のより一層の普及を目指し、確率論的破壊力学の活用による原子力の安全性向上に関する国際シンポジウムを開催することとした。本シンポジウムでは、米国原子力規制委員会からMark Kirk博士に米国におけるPFM技術の適用技術に関して特別講演いただく。また、PFM小委員会のメンバーにより、国内でこれまで積み重ねられてきたPFM研究開発の成果を紹介いただくとともに、専門家から国内におけるPFMの適用事例等についても解説いただき、確率論的破壊力学の活用による原子力の安全性向上について俯瞰する。是非とも本シンポジウムにご参加いただきますようご案内致します。

パンフレット・申込書はこちらから(PDFファイル)



                         【 開 催 要 領 】
1.日 時
平成26年10月24日(金)

2.場 所
溶接会館ホール(2階)

3.定 員
90名 (定員に達し次第締切りますので早めにお申し込み下さい)

4.参 加 費
5,400円(消費税含む)*学生は無料と致します。
Registration Fee : 5,400 yen (Free for Students)

5.申込方法・注意事項
◎添付の参加申込書に必要事項をご記入の上、FAXにて下記までご送付下さい。
 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4-20 (一社)日本溶接協会 業務部 佐々木 宛
 TEL:03-5823-6324 FAX:03-5823-5244 (http://www.jwes.or.jp
 *FAXでお申し込みの場合は、確認の電話を入れて下さい。
◎参加費は、下記へご送金下さい(銀行振込手数料は御社にてご負担下さい)
 三井住友銀行 神田駅前支店 普通口座 No.140912 (一社)日本溶接協会
◎1週間前に聴講券をFAXにてお送り致します。聴講券は当日ご持参下さい。
◎申し込み受付け後の参加費は返却いたしません。欠席の場合は代理出席をお願い致します。
◎請求書、領収書をご希望の方は申込書に○を付けて下さい。
◎使用言語:配布資料は主に英語(部分的に日本語併記可)となります。当日会場にてお渡し致します。
  講演に使用したパワーポイントのデータは提供いたしません。
◎日本人の講演は日本語、Kirk博士の講演は英語となります。

【事務局】

一般社団法人 日本溶接協会 原子力研究委員会 担当:佐々木
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4-20
TEL:03-5823-6324  FAX:03-5823-5244

【会 場】

溶接会館 ホール(2階)
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4-20
TEL:03-5823-6324
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