第22回「溶接の研究」講習会(2025/11/26開催)
2025年9月24日公開
第22回「溶接の研究」講習会
~溶接材料規格および溶接技術の最新動向~
2025年11月26日(水)
【主催】 一般社団法人 日本溶接協会 | 【企画】 溶接材料部会 技術委員会 |
開催趣旨
(一社)日本溶接協会 溶接材料部会(WCD:Welding consumables division)技術委員会では,溶接材料の特性や評価方法に関する共同研究,市場動向調査,ISO規格,JIS,WESなど規格の制定・改正を長年に亘り精力的に行なっております.また活動成果を「溶接の研究」と題して毎年公表し,関係諸機関にて広くご活用いただいております.さらに,溶接関連業務に携わる方々を対象として2年ごとに講習会を開催し,活動成果を分かり易く解説しております.
今回は,2023年度および2024年度の活動成果3件と,特別講演2件を加えた5件を報告いたします.
本講習会は,溶接構造物の設計,施工,品質管理などの分野でご活躍の技術者,研究者の皆様方に十分役立つものと考えております.また,IIW資格取得に向けた特認コースの履修ポイントおよび溶接管理技術者再認証クレジットポイントの対象講習会の申請をしております.関係各位におかれましては上記趣旨をご理解いただき,多数ご参加いただきますよう,ご案内申し上げます.
開催要領
開催日時 | 2025年11月26日 (水) 10:00~16:00(開場09:30) |
会場 | 一般社団法人 日本溶接協会 (溶接会館) 2階ホール 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4-20 |
定員 | 80名 (先着により締切り,都合による変更有) |
受講料 | 協会会員および後援会員:10,000円 (日本溶接協会会員会社および後援団体・指定機関会員会社) 一般:12,000円 (上記以外) ※受講料区分の詳細は、「申込方法他」をご確認下さい. ※上記金額はテキスト代および消費税を含みます. |
申込期限 | 2025年11月18日 (火) ※定員になり次第締切ります. |
事務局 | 一般社団法人 日本溶接協会 溶接材料部会 事務局 業務部 江端(エバタ) 電話:03-5823-6324 / FAX:03-5823-5244 E-Mail:mikio_ebata@jwes.or.jp |
プログラム
1.【活動成果報告】溶接材料規格の状況 規格化第9分科会 主査 新舘 宏 氏 当分科会では溶接材料に関する国際規格(ISO規格)の制定・改正ならびに国際規格に整合化したJIS の改正作業についてとり組んできた.ここでは,最新の溶接材料の国際規格ならびにJIS規格分類について紹介し,溶接材料の選定に関する注意事項について解説する. |
2.【活動成果報告】溶接材料開発におけるバレストレイン試験方法の標準化検討 規格化第9分科会 WG4 主査 志村 竜一 氏 バレストレイン試験は,古くから溶接金属の高温割れ感受性評価に用いられる試験方法で,特に,オーステナイト系ステンレス鋼やニッケル基合金のような一般に高温割れ感受性の高い溶接金属の評価に用いられているが,規格としてはAWS B4.0やISO/TR 17641-3が有るのみで,国内では統一的な試験方法として規格化されていない.本分科会では,溶着金属の凝固割れ性評価を目的としたトランス・バレストレイン試験方法のWES規格化への取り組みについて紹介する. |
3.【活動成果報告】ステンレス配管溶接への窒素バックシールド適用性について 共同研究WG 主査 横田 泰之 氏 ステンレス鋼製配管継手溶接のバックシールドガスとして,アルゴンの代わりに窒素を適用しても,機械的性質や耐食性に問題はないとの報告はあるが,プラント業界では周知されておらず適用に懸念を持たれる場合がある.本WGでは,この懸念を払しょくすることを目的に,継手溶接試験や関連文献および規格の調査を実施し,窒素バックシールドの適用性を評価した. |
4.【特別講演】ワイヤーDED方式金属3Dプリンターを中心とした 最新造形技術とアプリケーション紹介 大陽日酸(株) 金丸 周平 氏 大野 雄史 氏 金属AMプリンターはマイクロウェルディングとも呼ばれ,溶接工程を繰り返すことで部品を造形し,造形部品の品質においては,安定性と再現性の確保が重要な課題となっている.当社では,この課題を解決するために,海外の最先端金属3Dプリンターと,安定した品質を実現するガス技術を組み合わせた,金属AMのトータルソリューションを提案している.本公演では,ワイヤーDED方式の金属3Dプリンターを中心に,当社が取り扱う金属3Dプリンター,ソフトウェア,造形材料等を,アプリケーションの実例とともに幅広く紹介する. |
5.【特別講演】高圧水素用ステンレス鋼管の溶接部性能とHYDLIQUID®について 日本製鉄(株) 小薄 孝裕 氏 高圧水素ステーション用配管等で使用されるステンレス鋼について,溶接後熱処理無しで耐水素脆性に優れた溶接部を得るための考え方を紹介する.また,直近の高圧液化水素環境下で使用可能な高強度ステンレス鋼HYDLIQUID®についても併せて紹介する. |
申込方法他
(1)受講のお申込みは,オンラインからとなります.
https://www-it.jwes.or.jp/seminar/
(2)受講確定メールが届きましたら,受講料を下記口座へご送金下さい.
※ 送金手数料は差し引かないで下さい
銀行振込
三井住友銀行 神田駅前支店 普通預金口座 No. 146921 シャ)ニホンヨウセツキョウカイ
※ 原則として銀行口座への振込をもって領収に代えさせて頂きます.
※ 請求書ご希望の場合は,申込時に摘要欄にご記載下さい.
※ 振込後の受講料は返却致しません.欠席の場合は,代理出席をお願い致します.
(3)受講確定メールに受講番号が明記されております.当日印刷の上ご持参下さい.
(4)資料は,当日会場受付でお渡しいたします.