半自動溶接(告知事項あり)

告知 半自動溶接技能者の資格認証基準について

半自動溶接技能者資格の評価試験や認証について規定している次の規格2件が改正となりました。

JIS Z 3841
(半自動溶接技術検定における試験方法及び判定基準)
(旧)1997年度版
 →(新)2018年度版(2018年12月20日発行)
WES 8241
(半自動溶接技能者の資格認証基準)
(旧)2016年度版
 →(新)2019年度版(2019年7月1日発行)

・新しいJIS Z 3841は日本産業標準調査会(JISC)のHPから閲覧、購入できます。

・新しいWES 8241は日本溶接協会のHPから閲覧購入できます。


今回の規格改正は、鋼材や溶接材料など、引用している他のJISの多くが改正されたため、最新化を図ることを主目的に実施しました。
 新規格の適用(評価試験の実施など)は、2019年12月1日から開始します。
 (万一変更ある場合は、このページにて告知いたします。)
 従って、当面は現行の旧版規格での運用を継続します。

改正内容の概要、新規格の運用開始タイミングなどは「半自動溶接技能者資格の適用規格(JIS/WES)の改正に関する告知」にもまとめております。本紙もご確認下さい。

また、外観試験の合否判定に使用している規定書も次のとおり改正されました。

(旧)外観試験の合否判定指針(改2)
 (炭素鋼・ステンレス鋼:要領-WO認証-017)
 ↓
(新)外観試験の評価基準(改3)
 (炭素鋼・ステンレス鋼:要領-WO認証-017)

・新しい外観試験の評価基準は、日本溶接協会HPから購入できます。(閲覧はできません。また、新しいWES 8201にも要点は掲載されています。)

新しい外観試験の評価基準の適用は、上記規格と同じく、2019年12月1日から開始します。
 従って、当面は現行の合否判定指針での運用を継続します。

下表は、現在運用している旧版の内容を掲載しています。

1.半自動溶接技能者資格の種類

溶接方法資格の
級別
資格の
種類記号
溶接姿勢試験材料の種類、
厚さ区分
溶接継手の
区 分
開先
形状
マグ溶接 基本級 SN-1F 下向 炭素鋼板/薄板 板の突合せ
溶 接
I 形
又は
V形
なし
専門級 SN-1V 立向
SN-1H 横向
SN-1O 上向
SN-1P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/薄肉管 管の突合せ
溶 接
基本級 SA-2F 下向 炭素鋼板/中板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
あり
専門級 SA-2V 立向
SA-2H 横向
SA-2O 上向
SA-2P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/中肉管 管の突合せ
溶 接
基本級 SN-2F 下向 炭素鋼板/中板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
なし
専門級 SN-2V 立向
SN-2H 横向
SN-2O 上向
SN-2P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/中肉管 管の突合せ
溶 接
基本級 SA-3F 下向 炭素鋼板/厚板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
あり
専門級 SA-3V 立向
SA-3H 横向
SA-3O 上向
SA-3P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/厚肉管 管の突合せ
溶 接
基本級 SN-3F 下向 炭素鋼板/厚板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
なし
専門級 SN-3V 立向
SN-3H 横向
SN-3O 上向
SN-3P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/厚肉管 管の突合せ
溶 接
組合せ
溶 接
基本級 SC-2F 下向 炭素鋼板/中板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
なし
専門級 SC-2V 立向
SC-2H 横向
SC-2O 上向
SC-2P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/中肉管 管の突合せ
溶 接
基本級 SC-3F 下向 炭素鋼板/厚板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
なし
専門級 SC-3V 立向
SC-3H 横向
SC-3O 上向
SC-3P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/厚肉管 管の突合せ
溶 接
セルフ
シールド
アーク溶接
基本級 SS-2F 下向 炭素鋼板/中板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
あり
専門級 SS-2V 立向
SS-2H 横向
SS-2O 上向
SS-2P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/中肉管 管の突合せ
溶 接
基本級 SS-3F 下向 炭素鋼板/厚板 板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
あり
専門級 SS-3V 立向
SS-3H 横向
SS-3O 上向
SS-3P 水平・鉛直固定 炭素鋼管/厚肉管 管の突合せ
溶 接

2.半自動溶接技能者資格の受験資格

資格の級別受験資格
各種類の基本級1ヵ月以上溶接技術を習得した15歳以上の者*
各種類の専門級3ヵ月以上溶接技術を習得した15歳以上の者で、各専門級に対応する基本級の資格を所有する者。ただし、基本級の試験に合格することを前提として基本級の試験と専門級の試験を同時に受験することができる。
* 労働安全衛生法に基づく「アーク溶接等の特別教育」を修了していることが望ましい。

3.評価試験の内容

(1) 学科試験
 はじめて受験するときは、学科試験があります。出題内容は、次の分野です。

    a)溶接の一般知識 b)溶接機の構造と操作 c)鉄鋼材料と溶接材料
    d)溶接施工 e)溶接部の試験と検査 f)溶接作業での安全衛生

(2) 実技試験
 試験は、JIS Z 3841に従って行い、外観試験及び曲げ試験により評価します。

4.研修テキスト

新版JIS半自動溶接受験の手引き 日本溶接協会編(産報出版株式会社)