AM(アディティブマニュファクチャリング)は、熱で溶かした粉体やワイヤなどの材料を積層して製品を製造する新しい概念の技術です。従来の加工法に対しAMは次のようなメリットがあり、近年、大学などで研究が始まり、企業でも一部導入が進んでいます。 
 ・設計自由度が非常に高く理想の形を実現できる
 ・多種多様な材料を用いたモノづくりができる
 ・材料のロスが極めて少なく環境にやさしい

 AMは体系的な知識を有することを求められる技術ですが、国内では教育プログラムが整っておらず、客観的に品質を保証する仕組みも整備されていません。
 そこで、日本溶接協会は国内の先駆けとしてAM技術者の資格認証制度を設立します。対象は研究・設計開発、生産技術、工場管理、品質保証などの実務者や責任者となります。
 70年を超える認証事業の経験を活かし、世界の第一線で活躍できるAM技術者の育成を目指します。

制度の概要

 ・ISO/ASTM52935(金属の積層造形-資格原則-AM技術者の資格)に準拠
 ・特別級、1級、2級の3等級で構成
 ・資格の取得には研修会受講と筆記試験合格の両方が必要
 ・実務経験は不問、高卒以上の学歴

【用語説明】
  AM(アディティブマニュファクチャリング Additive Manufacturing)
    同義語:付加製造、積層造形、3Dプリンティング

・東京会場:2025年9月9日(火)~11日(木)の3日間
・受 講 料:46,200円(税込)
・テキスト:「-入門- 金属3Dプリンター技術」産報出版(株)(3,080円(税込))
・内  容:AMの基礎から造形法、プロセス、評価、品質保証まで幅広い最新技術・知識を段階的に学ぶ

・2025年7月13日(日)溶接会館にて
・受験料:35,200円(税込)(登録申請料・IAMQS CU00 RoA登録料込)