ISO 9606-1に基づく溶接技能者評価試験のご案内

ISO 9606-1に基づく溶接技能者評価試験
はじめに

この評価試験は、ISO 9606-1規格に基づく溶接を行う作業者(溶接技能者)向けの評価試験です。
ISO 9606-1に基づく評価試験は、JIS規格に基づく溶接技能者評価試験とは内容が異なり、別の資格となります。


1.評価試験の内容について

試験は、実技試験のみにより評価され、学科試験は実施しません。

実技試験は、溶接方法、継手の種類、溶接材料、溶接姿勢など記述された溶接施工要領書(WPS)に従い溶接された試験材により評価され、合格者には「適格性証明書」が交付されます。

日本溶接協会(以下JWES)では、標準的な108種類の試験内容を定め、受験者が必要とする技量にあてはまる資格の種類を選択し、受験する認証制度を提供します。

受験内容については、以下の資料をご参照願います。

(1) 受験のご案内(pdfファイル)

(2) ISO 9606-1規格(日本規格協会から購入できます。)

(3) WES 8281規格(JWESホームページから閲覧購入できます。)


2.受験の申込みについて

つぎの申込書を印刷し、注意事項および申込書記入例を参照し、申込書へ記入願います。受験申込みは、受験料金を添えて、地区溶接技術検定委員会に提出してください。

(1) ISO 9606-1に基づく溶接技能者評価試験 申込書(pdfファイル)

(2) 受験申込みに際しての注意事項、および申込書記入例(pdfファイル)


3.ISO 9606-1に基づく評価試験の資格の種類

実技試験の内容を示すpWPS(標準溶接施工要領書)は、それぞれに固有のpWPSです。受験の申込に先立ち、pWPSの内容を確認してください。下表のWPS番号をクリックすると、pWPSが表示されます。


表1 ISO 9606-1に基づく溶接技能者評価試験の種類 (炭素鋼の突合せ溶接)
試験材料の形状と溶接姿勢による評価試験の種類
(下段:WPS番号)
溶接方法 試験材料の
厚さ区分
裏当て金
下向 立向 横向 上向 水平・鉛直
固定
斜め45°
固定
ISO A-2F ISO A-2V ISO A-2H ISO A-2O ISO A-2P ISO A-2Z 被覆
アーク
溶接
中板/
中肉管
あり
A-2F A-2V A-2H A-2O A-2P A-2Z
ISO N-2F ISO N-2V ISO N-2H ISO N-2O ISO N-2P ISO N-2Z なし
N-2F N-2V N-2H N-2O N-2P N-2Z
ISO A-3F ISO A-3V ISO A-3H ISO A-3O ISO A-3P ISO A-3Z 厚板/
厚肉管
あり
A-3F A-3V A-3H A-3O A-3P A-3Z
ISO N-3F ISO N-3V ISO N-3H ISO N-3O ISO N-3P ISO N-3Z なし
N-3F N-3V N-3H N-3O N-3P N-3Z
ISO T-1F ISO T-1V ISO T-1H ISO T-1O ISO T-1P ISO T-1Z ティグ溶接 薄板/
薄肉管
なし
T-1F T-1V T-1H T-1O T-1P T-1Z
ISO C-2F ISO C-2V ISO C-2H ISO C-2O ISO C-2P ISO C-2Z 組合せ
溶接
中板/
中肉管
なし
C-2F C-2V C-2H C-2O C-2P C-2Z
ISO C-3F ISO C-3V ISO C-3H ISO C-3O ISO C-3P ISO C-3Z 厚板/
厚肉管
C-3F C-3V C-3H C-3O C-3P C-3Z
ISO SA-2F ISO SA-2V ISO SA-2H ISO SA-2O ISO SA-2P ISO SA-2Z マグ溶接 中板/
中肉管
あり
SA-2F-135 SA-2V-135 SA-2H-135 SA-2O-135 SA-2P-135 SA-2Z-135
ISO SN-2F ISO SN-2V ISO SN-2H ISO SN-2O ISO SN-2P ISO SN-2Z なし
SN-2F-135 SN-2V-135 SN-2H-135 SN-2O-135 SN-2P-135 SN-2Z-135
ISO SA-3F ISO SA-3V ISO SA-3H ISO SA-3O ISO SA-3P ISO SA-3Z 厚板/
厚肉管
あり
SA-3F-135 SA-3V-135 SA-3H-135 SA-3O-135 SA-3P-135 SA-3Z-135
ISO SN-3F ISO SN-3V ISO SN-3H ISO SN-3O ISO SN-3P ISO SN-3Z なし
SN-3F-135 SN-3V-135 SN-3H-135 SN-3O-135 SN-3P-135 SN-3Z-135
ISO SC-2F ISO SC-2V ISO SC-2H ISO SC-2O ISO SC-2P ISO SC-2Z 組合せ
溶接
**
中板/
中肉管
なし
SC-2F-135 SC-2V-135 SC-2H-135 SC-2O-135 SC-2P-135 SC-2Z-135
ISO SC-3F ISO SC-3V ISO SC-3H ISO SC-3O ISO SC-3P ISO SC-3Z 厚板/
厚肉管
SC-3F-135 SC-3V-135 SC-3H-135 SC-3O-135 SC-3P-135 SC-3Z-135
注:*  初めの1~数パスをティグ溶接で行い、その後を被覆アーク溶接で行う。
  ** 初めの1~数パスをティグ溶接で行い、その後をマグ溶接で行う。


(1)突合せ溶接の受験と同時に「追加すみ肉溶接」の受験を申込む場合には、
下表の3つのpWPSから突合せ溶接と同じ溶接方法のWPS番号を選択します。
(2)組合せ溶接の受験と同時に「追加すみ肉溶接」の受験を申込む場合には、
組合せ溶接と同じ溶接方法のWPS番号を1種類、又は2種類選択します。

試験材料の種類 WPS番号 溶接方法
炭素鋼 FW-A-N 被覆アーク溶接
FW-T ティグ溶接
FW-S マグ溶接


表2 ISO 9606-1に基づく溶接技能者評価試験の種類 (ステンレス鋼の突合せ溶接)
試験材料の形状と溶接姿勢による評価試験の種類
(下段:WPS番号)
溶接方法 試験材料の
厚さ区分
裏当て金
下向 立向 横向 上向 水平・鉛直
固定
斜め45°
固定
ISO CN-F ISO CN-V ISO CN-H ISO CN-O ISO CN-P ISO CN-Z 被覆アーク
溶接
中板/
中肉管
なし
CN-2F CN-2V CN-2H CN-2O CN-2P CN-2Z
ISO CN-PM ISO CN-ZM 組合せ
溶接
中肉管 なし
CN-PM-2 CN-ZM-2
ISO TN-F ISO TN-V ISO TN-H ISO TN-O ISO TN-P ISO TN-Z ティグ溶接 薄板/
薄肉管
なし
TN-1F TN-1V TN-1H TN-1O TN-1P TN-1Z
ISO TN-2F ISO TN-2V ISO TN-2H ISO TN-2O ISO TN-2P ISO TN-2Z 中板/
中肉管
なし
TN-2F TN-2V TN-2H TN-2O TN-2P TN-2Z
ISO MA-F ISO MA-V ISO MA-H ISO MA-O ミグ溶接
又は
マグ溶接
中板 あり
MA-2F MA-2V MA-2H MA-2O
ISO MN-F ISO MN-V ISO MN-H ISO MN-O なし
MN-2F MN-2V MN-2H MN-2O
ISO MN-PM ISO MN-ZM 組合せ
溶接
**
中肉管 なし
MN-PM-2 MN-ZM-2
注:*  初めの1~数パスをティグ溶接で行い、その後を被覆アーク溶接で行う。
  ** 初めの1~数パスをティグ溶接で行い、その後をミグ溶接又はマグ溶接で行う。


(1)突合せ溶接の受験と同時に「追加すみ肉溶接」の受験を申込む場合には、
下表の3つのpWPSから突合せ溶接と同じ溶接方法のWPS番号を選択します。
(2)組合せ溶接の受験と同時に「追加すみ肉溶接」の受験を申込む場合には、
組合せ溶接と同じ溶接方法のWPS番号を1種類、又は2種類選択します。

試験材料の種類 WPS番号 溶接方法
ステンレス鋼 FW-CN 被覆アーク溶接
FW-CT ティグ溶接
FW-CM ミグ溶接又はマグ溶接


4.ISO 9606-1に基づく評価試験に係る料金の一覧


ISO 9606-1に基づく溶接技能者評価試験に係る料金表(pdfファイル)



ご不明は点は、地区溶接技術検定委員会、又はJWES事業部(TEL 03-5823-6325) までお問合せください。