全国溶接技術競技会は、日本溶接協会が昭和26年に中小企業庁に協力して開催したのが最初であり、その翌年(昭和27年)からは関連団体の協力の下に、当協会が独自の立場で毎年実施しています。溶接技術があらゆる工業分野に多大な貢献をしていることは周知のとおりであり、当協会では我が国の溶接技術の振興に寄与すべく努力を重ねてきました。溶接技術の向上には、優秀な機器・溶接材料の進歩とともに、各都道府県の溶接作業に携わる人々の技能の向上が大きな役割を果たしていることは言うまでもありません。この競技会を通じて各都道府県、ひいてはわが国全体のさらなる溶接技能の振興を図るとともに、一般の皆様方にも「溶接技術の重要性」を広く啓発して参ります。