Special Materials Welding
Research Committee

活動報告・活動計画

活動報告と計画

平成29年度 特殊材料溶接研究委員会 活動報告

特殊材料溶接研究委員会
1.本委員会
平成29年度は下記の4回を開催した。
1.1 第1回は平成29年6月7日(水)、日本溶接協会・溶接会館ホール(東京)で開催し、下記4件の講演と情報交換を行った。
①「異材溶接継手の力学的特性」
②「省合金系二相ステンレス鋼の溶接と水門への適用 」
③「最近の化学機器におけるチタン・ジルコニウム溶接について」
④「計算機シミュレーションによるステンレス鋼凝固割れ感受性に及ぼす諸因子の影響評価」
⑤「オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属のラピッドヒーリング」

1.2 第2回は平成29年9月21日(木)、日立製作所笠戸工場で開催し、下記1件の講演と情報交換を行った。
① 「アルミ製鉄道車両の生産技術の取り組みについて」
また株式会社日立製作所 鉄道ビジネスユニット 笠戸事業所の見学を行った。


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日立製作所笠戸工場 見学会


1.3 第3回は平成29年12月7日(木)にキッツ長坂工場 にて開催し、下記1件の講演、情報交換を行った。
①「片状黒鉛鋳鉄溶接時の黒鉛化に対する化学組成の影響」
また株式会社キッツ 長坂工場の見学を行った。

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キッツ長坂工場 見学会


1.4 第4回は平成30年3月6日(火)、日本溶接協会・溶接会館ホール(東京)で開催し、下記4件の講演と情報交換を行った。なお、今回は、化学機械溶接研究委員会との合同委員会とした。
①「コークドラムスカート取付部の現地補修事例の紹介」
②「ステンレス鋼を用いたケミカルタンカーの建造方法について」
③「炭素鋼製熱交換器伝熱管へのMFR技術の適用」
④「Ni基合金フラックス入りワイヤによる9%Ni鋼の高能率溶接」

2.講習会
当委員会での活動成果として平成15年に完成・発刊された溶接ガイドブック「ステンレス鋼溶接トラブル事例集」の主要部分を骨子に新たに溶接プロセス面を強化する観点から各種アーク溶接ならびにレーザー溶接の最近の知見を織り込んだ講習会を再構築した。各種溶接プロセスをステンレス鋼に適用する際の要点ならびに適用事例に関する内容を加えた内容の講習会「ステンレス鋼のアーク溶接および新しい溶接法による施工技術の実際」を平成29年9月22日(金)に広島で開催した。同講習会は、ステンレス鋼に関し、その溶接の基礎から各種アーク溶接やレーザー溶接適用時の施工の勘所、トラブル事例について解説を行うものである。受講者数は71名にのぼり、活発な質疑が繰り広げられて盛会裏に終了した。受講者からは本講習会がステンレス鋼の溶接性と溶接プロセスの要点の理解を深める上で有益であったとの声が寄せられ、講習会開催の意義が確認できた。

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「ステンレス鋼のアーク溶接および新しい溶接法による施工技術の実際」講習会 

3.ガイドブック編纂
平成26年度から新たに異材溶接技術に関するガイドブックの作成のためのWGを設置し、編纂に着手した。本年度は、前年度までに策定した編纂に際してのコンセプトとそれに基づく内容案の具体化を主目的に、8回のWGを開催して活発な議論を進め具体的内容の充実を進め特殊材料溶接研究委員会編「異材・肉盛溶接ガイドブック」をブリテンとして刊行した。

4.上海技術交流会
 次年度に65周年を迎えることから記念事業の一環として平成29年6月28日(水)-7月1日(土)に上海において技術交流会および下記見学会を実施した。
見学会①(6/29):江蘇大明金属制品有限公司/江蘇大明重工有限公司(中国江蘇省無錫市)
見学会②(6/30):上海ウエルディングショー視察

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「江蘇大明金属制品有限公司/江蘇大明重工有限公司」見学会 


5.会員の動向
会員企業数は、26社である。


平成30年度 特殊材料溶接研究委員会 活動計画

1.本委員会
本委員会は、当委員会の中心的な活動行事である。委員会メンバーは、当委員会がカバーする技術分野、すなわち、耐食・耐熱・耐摩耗材料の溶接、異材及び肉盛溶接、耐熱材料の補修溶接並びに余寿命評価、先進材料の接合、表面処理技術等に関する研究発表や情報交換を、年4回(6、9、12、3月)の本委員会開催を通じて行う。

2.見学会
上記本委員会の地方開催に合わせ、開催場所あるいはその近隣の工場、研究機関、インフラ施設等の見学会を催し、委員会メンバーの知見拡大に資するとともに、見学先機関との交流を図る。

3.講習会
昭和47年度から現在まで通算41回にわたって実施している特殊材料の溶接に関する講習会を、1回程度開催する。内容に関しては、産業界の人材育成ニーズとのマッチングを図りながら、当委員会が保有する技術内容をベースに適宜、見直しながら具体化する。

4.特殊材料研究委員会65周年記念事業
平成26年度から新たに設置したWGを中心に編纂を進め、昨年度に刊行した特殊材料溶接研究委員会ガイドブック「異材溶接および肉盛溶接」ブリテンの内容をベースにしたシンポジウムを開催する。

5.規格関係
特殊材料溶接関係のJIS、WES等、諸規格の新規作成及び見直し作業を、必要に応じて行う。