Electric Welding Division

事業計画

令和2(2020)年度 事業計画

電気溶接機部会では、技術委員会を中心として、電気溶接機器関連規格IEC、ISO、JIS、WESの改正審議を行い、技術の維持向上を目的に活動する。
また、本年度も「技術講習会」「見学会」などを通じて、電気溶接機器の啓発活動も積極的に行う。2020年度は、以下の活動を計画している。

1. 業務委員会
1.1 溶接機の市況調査
1.2 技術委員会との連携強化
1.3 部会活動の検討
1.4 日本溶接協会賞候補者の検討

2. 技術委員会
2.1 技術委員会は、その下に「アーク溶接機小委員会」、「抵抗溶接機小委員会」を置き、溶接機器及び関連機器の技術進歩に伴う基盤強化・普及に努め、特に近年はJISと国際規格(IEC・ISO)との整合化作業のみならず、国際規格作成に積極的に参加し、日本案の採用も目立つようになってきた。
さらに、国内・国際規格をベースにした関連法規・法令への原案作成にも積極的に関与している。また、電気用品安全法に関連する技術基準などの関連法規・法令への原案作成にも積極的に関与しており、製造業者ならびに一般ユーザへの技術普及に貢献している。
さらに、技術委員会と業務委員会との連携を密にするため、情報交換の場を持ち、相互理解に努めている。
当技術委員会の活動項目を以下に示す。
① 溶接機器及び関連機器の技術的諸問題の検討、及びそれに伴う処理
② 溶接機器及び関連機器に関する国内規格(JIS、WESなど)の原案作成
③ 溶接機器及び関連機器に関する国際規格(IEC、ISOなど)への対応
④ 溶接機器及び関連機器に関する法規・法令・技術指針への対応(電安法・電波法など)
⑤ 溶接機製造技術を原点とした技術展開の可能性調査
⑥ 関連する周辺分野からの技術情報収集と新しい技術分野の調査・研究
⑦ 溶接機器及び関連機器の普及・啓蒙活動
⑧ 溶接機器の安全衛生に関わる分野の調査・研究
⑨ IT時代に対応した社内外情報収集・発信インフラの整備支援活動
⑩ 関連分野の動向に対する認識を深め、溶接業界のレベル向上に資するための技術講演会の実施
(テーマは環境・エネルギー・表面処理・マルチメディア・生産システムなどから企画)

2.2 規格・法令関係対応
① 国内規格・法令関係
・JIS C 9300-1(溶接電源)、-3(アーク安定化・起動装置)の改正及び制定のフォローを行う。
② 国際規格受付文書の整理
・IEC文書の整理及び回答を作成する。
・ISO文書の整理及び回答を作成する。

2.3 その他
① 対外委員会等への協力
・規格委員会 副委員長として山根技術委員長を派遣する。
・規格委員会 専門委員として加瀬副委員長を派遣する。
・規格委員会SC6対応小委員会に加瀬副委員長、和泉委員、小町委員を派遣する。
・総務省 情報通信審議会 情報通信技術分科会 電波利用環境委員会CISPR B作業班に金子委員を派遣する。
・溶接情報センター運営委員に山根技術委員長を派遣する。
・電気用品調査委員会に山根技術委員長を派遣する。
・電気用品安全法の性能規定化に対応するJIS開発 性能規定化WG(家電G)に山根技術委員長を派遣する。
② 電気用品安全法改正対応プロジェクト
・電気用品安全法の抜本改正に対応するために、性能規定化に必要なJISの審議計画を立てる。
③ 有害光計測プロジェクト
・アーク溶接時の有害光の計測とその対策を立てる。
④ 業務委員会との連携
・技術委員会と業務委員会間の連携を密にするため、情報交換の場をもち相互理解に努める。
⑤ 情報の電子化・共有化
・各委員会配布資料を新資料配布システムに掲載し、情報共有化を進める。会議もペーパーレス化を進めている。
⑥ 広報活動
・実技マニュアル「炭酸ガス半自動アーク溶接」講習会を行う。

2.4 アーク溶接機小委員会
2.4.1 WG及びSG活動

① 溶接機使用環境改善対応WG(抵抗小委合同)
抵抗溶接機小委員会との合同WGとして活動を継続する。本年度は次の内容を重点的に推進する。
・EMCに関する国際規格及び国内法制化等の情報収集。
・CISPR国内委員会へのCD案等の賛否回答をする。
② 溶接機EMF調査検討WG(抵抗小委合同)
・IECのEMF規格に対応する。
・EMF指令の動向を調査する。
・IEC 62822-1(電気溶接機 EMF基本規格)、IEC 62822-2(アーク溶接電源)、IEC 62822-3(抵抗溶接装置)への対応をする。
・EMFの計測と評価をする。
・EMFに関する研究委託(計測回路の考え方など)をする。
・研究報告会を開催する。
③ 溶接材料部会との連絡会
・溶接材料部会との連携(相互の情報共有)を強化する。
④ アーク溶接機規格対応WG
・ISO/IECへの投票原案及びコメントを作成する。
・JIS C 9300シリーズへの対応を行う。
⑤ JIS C 9300-1/-3(溶接電源/起動及び安定化装置)改正規格化検討WG
・JIS C 9300-1/-3改正のフォローを行う。
⑥ JIS C 9300-5(ワイヤ送給装置)改正規格化検討WG
・JIS C 9300-5改正素案を作成する(電気用品安全法技術基準対応)。
・JIS 原案作成委員会への対応を行う。
・IEC60974-5 第5版への対応を行う。
⑦ JIS C 9300-6(限定使用溶接電源)
・JIS C 9300-6 改正素案を作成する(電気用品安全法技術基準対応)。
・JIS 原案作成委員会への対応を行う。
・IEC60974-6 第3版への対応を行う。
⑧ JIS C 9300-11/-12/-13(溶接棒ホルダー/溶接ケーブルジョイント/アースクリップ)規格化検討WG
・改正規格のフォローを行う。
⑨ JIS C 9300-10(EMC要求事項)規格化検討WG
・改正規格のフォローを行う。

2.5 抵抗溶接機小委員会
2.5.1 WG及びSG活動

① 溶接機使用環境改善対応検討WG(アーク小委合同)
アーク溶接機小委員会との合同WGとして活動を継続する。本年度は次の内容を重点的に推進する。
・EMCに関する国際規格及び国内法制化等の情報収集。
・CISPR国内委員会へのCD案等の賛否回答をする。
② 溶接機EMF調査検討WG(アーク小委合同)
・IECのEMF規格に対応する。
・EMF指令の動向を調査する。
・IEC 62822-1(電気溶接機 EMF基本規格)、IEC 62822-2(アーク溶接電源)、IEC 62822-3(抵抗溶接装置)への対応をする。
・EMFの計測と評価をする。
③ ISO 8205 検討対応WG
・ISO 8205-1/-2/-3 統合規格改正への対応を行う。
④ JIS Z 3234改正素案対応WG
・JIS Z 3234 改正原案のフォローを行う。
⑤ 規格(IEC/JIS/WES)改正検討WG
・ISO/IEC/JIS/WESの改正検討
⑥ SC6小委員会対応WG
・ISOへの投票原案及びコメントを作成する。
・JIS/WES改正への対応をする。
・海外規格の調査及び検討をする。
⑦JIS Z 9305(抵抗溶接機装置)規格改正対応WG
・JIS C 9305改正素案の作成を行う。
⑧JIS C 9323(溶接用変圧器)規格改正対応WG
・JIS C 9323改正素案の作成を行う。

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EMF :Electric and Magnetic Fields(電磁場(界))
EMC :The Electromagnetic Compatibility(電磁両立性)
CISPR:Comite International Special des Pert u rbations Radioelectriques
(国際無線障害特別委員会:The International Special Committee on Radio Interference)