プレスリリース
2023年6月2日

一般社団法人 日本溶接協会

 CIW 検査技術管理者及び上級検査技術者資格の更新講習会における「固形エンドタブを用いた梁端フランジ溶接始終端部の超音波探傷検査方法」「同時端部エコー法」により欠陥高さを評価するものに関して、更新講習会における説明内容が不正確であるとの指摘を受けました。調査を行った結果、今後本件に関する当協会の見解を下記の通りといたします。

 同法は建築学会規格「鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説」現行版(2018 年度版)において、この方法による測定の技術的な難度が高かったことにより、普及していなかったことから削除されました。同規格内の付則 2 の解説におきまして同技術に関して「…同時端部エコー法に習熟した検査技術者が検査を行う場合には、より適切な判定を行える2008 年度版の付則 2 を用いても差し支えない」と記載されており、今後は本見解に則り講義を実施してまいります。


以上