本協会では、近年AM技術の普及に注力しています。
2025年度より、技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)からISO/TC261(付加製造)国内審議委員会を承継することとなり、活動を開始しました。
※従来の規格委員会を改組。溶接とAMの2本柱で運営
・溶接規格専門委員会(旧JWES規格委員会)
⇒ISO/TC44、IEC/TC26国内審議委員会
・AM規格専門委員会(旧TRAFAM国内審議委員会)
⇒ISO/TC261国内審議委員会
AM規格専門委員会
今年度第1回委員会が、2025年6月26日に溶接会館(東京・千代田区)とオンラインによるハイブリッド形式にて開催されました。
会議冒頭、芦田極委員長(産業技術総合研究所北陸デジタルものづくりセンター所長)は、「本委員会は、付加製造(AM)に関する適切かつ合理的な標準化を促進し、AM技術の向上及び普及を図ることを目的として活動していく。また、AMの規格化も進めていきたい。今回から日本溶接協会での新たな環境で、皆さんとがんばっていきたい」と挨拶。
続けて、経済産業省製造産業局素形材産業室室長補佐の米原牧子氏より、「今年度よりISO/TC261の国内審議団体がTRAFAMから日本溶接協会に移管されたが、業界内で協力し、日本主導で国際標準化を進めてほしい」との話がありました。
その後、事務局より国内事務局体制、AM規格専門委員会での日本産業規格(JIS)及び日本溶接協会規格(WES)への対応等について説明。
2025年度は、ISO/TC261国内審議委員会活動の他、AM砂型試験方法の規格化推進、経済産業省委託事業の推進などを行っていく予定です。

