ステンレス鋼溶接

1.ステンレス鋼溶接技能者資格の種類

溶接方法 資格の
級別
資格の種類
記号
溶接姿勢 試験材料の種類、
厚さ区分
溶接継手の
区 分
開先形状
被 覆
アーク
溶 接
基本級* N-1F 下向 炭素鋼板/
薄板・中板・厚板
板の突合せ
溶 接
I 形
又は
V形
なし
A-2FV形
(レ形
も可)
あり
N-2F なし
A-3F あり
N-3F なし
CN-F 下向 ステンレス鋼板/
中 板
板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
なし
専門級 CN-F 下向
CN-V 立向
CN-H 横向
CN-O 上向
CA-O 上向あり
CN-P 水平・鉛直固定 ステンレス鋼管/
中肉管
管の突合せ
溶 接
なし
CN-PM**
ティグ
溶 接
基本級 TN-F 下向 ステンレス鋼板/
薄 板
板の突合せ
溶 接
I 形
又は
V形
なし
専門級 TN-V 立向
TN-H 横向
TN-O 上向
TN-P 水平・鉛直固定 ステンレス鋼管/
薄肉管
管の突合せ
溶 接
ガ ス
シールド
アーク
溶 接
基本級 MN-F 下向 ステンレス鋼板/
中 板
板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
なし
専門級 MN-V 立向
MN-H 横向
基本級 MA-F 下向 ステンレス鋼板/
中 板
板の突合せ
溶 接
V形
(レ形
も可)
あり
専門級 MA-V 立向
MA-H 横向
* 基本級は、JIS Z 3801の N-1F、A-2F、N-2F、A-3F及びN-3F又はJIS Z 3821のCN-Fの何れを選択してもよい。
** 初めの1~3パスをティグ溶接で行い、その後を被覆アーク溶接で行う資格。

2.ステンレス鋼溶接技能者資格の受験資格

資格の級別受験資格
各種類の基本級1ヵ月以上溶接技術を習得した15歳以上の者*
各種類の専門級3ヵ月以上溶接技術を習得した15歳以上の者
* 労働安全衛生法に基づく「アーク溶接等の特別教育」を修了していることが望ましい。

3.評価試験の内容

(1) 学科試験
  はじめて受験するときは、学科試験があります。出題内容は、次の分野です。

    a)ステンレス鋼の一般知識 b)ステンレス鋼と溶接材料 c)溶接機の構造と操作
    d)溶接施工 e)溶接部の試験と検査 f)溶接作業での安全衛生

(2) 実技試験
  試験は、JIS Z 3821にもとづいて行い、外観試験及び曲げ試験により評価します。

4.研修テキスト

JISステンレス鋼溶接受験の手引き ステンレス協会編(産報出版株式会社)