Iron and Steel Division

シンポジウム 破壊靭性試験規格の変遷と試験規格改正に対する鉄鋼部会の取組み

シンポジウム

破壊靭性試験規格の変遷と試験規格改正に対する鉄鋼部会の取組み

CTOD試験法WES1108およびISO15653の主な改正点

 (第17回溶接構造用鋼材に関する研究発表会)

  


 

主 催
一般社団法人 日本溶接協会

企 画
鉄鋼部会 技術委員会
 

 

【開催趣旨】

破壊力学は溶接構造の安全性保証に広く利用されており,破壊靭性試験法は破壊力学に基づく欠陥評価の基本的要素技術に位置付けられます。1970年のKIc試験法(ASTM E 399),1972年のCTOD試験法(BS DD 19)の確立以降,多くの破壊靭性試験方法が規格化されてきましたが,2000年以降,各破壊靭性試験法の適用範囲や有効条件,パラメータ算定法に関して,これまで常識と思われていた項目が頻繁に改正されているのが現状です。

破壊力学パラメータCTODは1960年代に英国で提唱されたものですが,1989年には米国においてもCTOD試験方法が規格化(ASTM E1290:Standard Test Method for Crack-Tip Opening Displacement (CTOD) Fracture Toughness Measurement)されております。CTODはパラメータ提案当初からへき開型の脆性破壊を強く意識している点が他の破壊力学パラメータと異なる特徴であり,それゆえ鋼材やその溶接継手部の破壊靭性評価手法として鉄鋼・溶接産業界に広く浸透しています。日本溶接協会でも1995年にWES1108「き裂先端開口変位(CTOD)試験方法」並びにWES1109「溶接熱影響部CTOD試験に関する指針」を発行し,国内ユーザーのための規格整備を行ってきました。破壊靭性としてのCTODは長い歴史の中で国際的なコンセンサスが得られていると思われておりましたが,2002年に改正されたASTM E1290においてJ積分から換算するCTOD算定法が採用されたことを契機に,CTOD算定法の議論が再燃しました。日本溶接協会でもこの国際的状況を踏まえ,2006年に鉄鋼部会FTE委員会にWG-Tを設置しCTODの国際規格の実情調査を開始,2009年からはWES1108の改正を目的としたWG-Cとして研究・調査に取り組んできました。これら活動の成果として,JWES独自のCTOD新算定式を提案し,それを盛り込んだWES1108改正版を2016年に発行,さらにISO/TC164に働きかけ2018年発行のISO 15653(Metallic materials -- Method of test for the determination of quasistatic fracture toughness of welds)にWES1108のCTOD新算定式が採用されるに至りました。鉄鋼部会では現在もCTE委員会でCTOD試験に関わる諸問題の継続的な検討に取り組んでおります。

本シンポジウムでは,破壊靭性試験規格の歴史的変遷並びに上記研究成果を報告し,WES1108の改正内容を知っていただくとともに,ISO規格をターゲットとした鉄鋼部会のグローバルな取り組みを紹介するため,CTOD破壊靭性試験に関する講演と成果発表を行うことといたしました。

関係各位におかれましては,多数ご参加いただきますようご案内申し上げます。

 

パンフレットはこちらから(PDFファイル)
ファイルをダウンロード

 お申込はこちらから(オンライン受付)
https://www-it.jwes.or.jp/seminar/ 

  

1.日時
平成30年11月28日(水)13:00~16:45

2.会場
一般社団法人日本溶接協会(溶接会館)2階ホール
東京都千代田区佐久間町4-20

3.定員
100名(定員になり次第、締切りとさせて頂きます)

4.参加費(テキスト代、消費税を含みます)
JWES団体非会員:10,000円
JWES団体会員 : 7,000円
学生      : 3,000円

5.申込要領他
・お申込はオンラインにて受付致します。
・参加費は、銀行振込でお願いします。(銀行振込手数料は各自ご負担下さい)
銀行振込先:三井住友銀行 神田駅前支店[普通] No.146921
口座名義カナ:シャ)ニホンヨウセツキョウカイ
・振込後の参加費は返却致しません。欠席の場合は、代理出席をお願い致します。
・請求書が必要な場合は、申込時に摘要欄にご記載下さい。
・受講確定メールに受講番号が明記されております。当日印刷の上ご持参下さい。
・テキストは、当日会場受付でお渡し致します。
・申込締切日:平成30年11月16日(金)