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平成29年度 現場に役立つろう付技術講習会 開催のご案内

                 平成29年度 現場に役立つろう付技術

ろう付技術は航空・宇宙、電気・電子、自動車、機械などの多くの産業分野で活躍し、また、装飾品や雑貨などの日常生活品の製作にも広く使用されています。これは、他の接合技術の適用が困難な材料や形状に対して非常に適した技術であり、かつ,精密接合や大量生産を可能にする等の多くの利点を有しているためです。当協会のろう部会では、ろう付技術の向上並びに啓発のために 『わかりやすいろう付技術』 を主題に、既に74回の講習会を開催しております。
   今回の講習会では、ろう付の基礎として 「ろう付の仕組みと材料と継手」 及びろう付作業として 「実際のろう付作業のコツ」 の基礎的事項と、以前から要望が多い、アルミニウムおよびステンレス鋼、超硬合金やセラミック等のろう付技術についての講義を企画いたしました。また、講習会の最後には、質疑応答の時間を設けて皆様の質問にお答えいたします。
本年度も、東京での開催に加えて、中部地区の受講者の便宜を図る為、名古屋での開催企画いたしました。ろう付技術に携わっておられる作業者・技術者・管理者の方々に多数ご参加いただきますよう御案内申し上げます。


1)講習会開催地区(日程・会場・定員)


中部地区(第75回)
     開催日:平成29年10月6日(金) 
     会  場:名古屋国際センター 第一会議室(5階)
        〒450-0001名古屋市中村区那古野一丁目47番1号
     定  員:80名

東京地区(第76回)
     開催日:平成29年12月8日(金)
     会  場:溶接会館 2階ホール
        〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4-20
     定  員:90名


2)受 講 料:21,600円

※ただし、平成28年度日本溶接協会及び指定機関の会員会社、ぶれいず広告掲載会社並びにぶれいず 友の会会員(登録者)は割引料金16,200円
※日本溶接協会会員→http://www-it.jwes.or.jp/kain/kaindsp.jsp
※指定機関      → http://www-it.jwes.or.jp/office/sibu.jsp

3)講師/講演内容 

【ろう付の仕組みと材料と継手】 国立大学法人新潟大学名誉教授 渡辺 健彦 氏
   ろう付によって、同種・異種の金属あるいはセラミックスなどの接合ができる。最初に、ろう付に関連する幾つかの用語を簡単に説明した後、ろう付の仕組みについて科学的な観点から説明する。続いて、ろう付の特徴や各種ろう材について言及する。また、ろう付継手の特性や強さやそれらに及ぼす影響因子および各種材料のろう付について述べる。さらに、ぬれ試験や継手の破壊・非破壊試験について簡単に述べる。

【実際ろう付作業のコツ】 東京ブレイズ(株) 松 康太郎 氏
実際にろう付作業を行うにあたり、適正なろう付を行うためには、何を知っていなければならないか、どのようなプロセスを経る必要があり、どのような注意点があるのかなど「実際のろう付作業のコツ」を、フラックスを使用する大気ろう付から炉中ろう付まで具体例を用いて解説する。

【ステンレス鋼のろう付技術】 学校法人東海大学 教授 宮澤 靖幸 氏
ステンレス鋼の応用範囲は、厨房機器から自動車用EGRクーラーまで多岐にわたっている。従って、ステンレス鋼のろう付では、多様な継手の要求性能を満たすためのろう材選定やろう付プロセスの管理が重要である。
そこで、ステンレス鋼やステンレス鋼用ろう材について概説し、Ni系ろう材によるステンレス鋼のろう付プロセスを説明する。説明では、ステンレス鋼ろう付プロセスで注意すべき点や現状と今後の展望などを紹介する。また、ステンレス鋼のろう付では、ろう付部の金属組織が継手性能に強く影響を及ぼす事が判っていることから、冶金学的な組織解析や分析解析手法などについても説明する。

【アルミニウムのろう付技術】 ナイス(株) 水田 豊 氏
アルミニウムは構造物の軽量化が図れ、耐食性が高く、熱伝導性がよい材料である為、様々な業種において使用されている。これまで空調設備に使用されている熱交換器の材料は銅が一般的であったが、資源面・価格面においてアルミニウムの優位性が認められ、材料変更が盛んに行われている。しかしながら、ろう付においては、不利な特性も併せ持っているため、特性をよく理解したうえで製品のアルミニウム化を検討していく必要がある。本講演ではアルミニウムろう付時の注意点、フラックス及びろう材の種類、ろう付品の失敗事例と対策、アルミニウムろう付の要点がわかる動画を交えながら解説する。
【異種材料のろう付技術】 ナイス(株) 大西 武志 氏
溶接において異種金属を接合方法は種々あるが、融接、圧接、ろう接(ろう付)と区分けすると、接合可能な材料が多いのはろう付である。例えば鉄鋼、ステンレス鋼、ニッケル合金等と銅合金は融接でも接合可能だが、超硬合金、セラミック、ダイヤモンド等になると融接では健全に接合することは困難である。しかし、ろう付であれば可能であることから、ろう付技術が様々な業種に適用されている。本講演では異種材料ろう付時の注意点、フラックス及びろう材の種類、ろう付方法、超硬合金と工具鋼やアルミニウムとステンレス鋼、銅等の接合事例について解説する。
※終了後個別の質問(技術相談)を受け付けます。(16:30~17:00)全師対応


 4)受講申込方法

○「申込書」(コピー可)に必要事項をご記入し、郵送又はFAXにてパンフレット記載の『4.事務局(連絡先)』までご送付下さい。
○受講料は、下記の方法でご送金下さい。(銀行振込み手数料は、差引かないで下さい。)
●銀行振込:三井住友銀行  神田駅前支店  普通口座 №146921 シャ)ニホンヨウセツキョウカイ
(原則として、銀行口座への振込をもって領収に代えさせて頂きますのでご了承下さい。)
○納入された受講料は返却致しませんので、欠席の場合は、代理出席をお願い致します。
○申し込み受付後(入金確認後)に『受講券』をご送付致しますので、当日に必ずご持参下さい。

※詳細は下記パンフレット(PDF)をご参照下さい。

 パンフレット(申込書)をダウンロード

副読本ご購入のご案内
本講習会の講師でもございます国立大学法人新潟大学 名誉教授 渡辺健彦先生著書
「ろう接の基礎と応用」を販売致します。一般価格は3,240円ですが、本講習会と同時にお申込みいただきますと2,300円でご購入出来ます。(パンフレットお申込書からのご購入のみ適用となります)
ぜひこの機会にご購入下さい。
なお、副読本は講習会当日にお渡し致します。
※詳細は下記パンフレット(PDF)をご覧下さい
パンフレットをダウンロード


講習会

写真 現場に役立つろう付技術講習会の様子(東京)