Gas Welding and Cutting Division

2021年度 活動報告

2021年度のガス溶断部会の活動をご紹介いたします。

1.本部会
1.1 2020年度 事業報告並びに決算報告の審議承認
1.2 2021年度 事業計画(案)並びに予算(案)の審議承認
1.3 音響AI 診断を活用した切断機状態監視技術の開発WG(溶断小委員会)設置の審議承認

2.幹事会
2.1 2021年度 事業報告並びに決算報告の確認
2.2 2022年度 事業計画(案)並びに予算(案)の審議

3.安全推進委員会
3.1 国内保安活動に関する情報交換の件
部会員各社のガス溶断器保安啓発活動について情報交換を行った。関連業界の保安に関する活動状況の調査及び今後のガス溶断器業界としての啓発活動について検討を行った。また、ガス溶断器類の部品供給について事故の防止及びユーザの安全を確保するための業界ルールについて検討した。
3.2 ガス溶断器の安全作業の啓発活動検討の件
「ガス溶断器の点検のお願い」の各言語のパンフレットについて日本溶接協会のHP に掲載し、外国人労働者の安全衛生教育に活用するように呼びかけた。
3.3 全国高圧ガス溶材組合連合会(全溶連)の件
全溶連の保安対策連絡会議を通して、ガス溶断器保安関係の情報交換を行った。また、全溶連から発行されている「バルブ付き継ぎ目なし高圧ガス容器取扱説明書」及び「高圧ガス消費者保安講習会テキスト」の改訂作業への協力を実施した。

4.技術委員会
4.1 溶断機器業界の技術的発展への協力
安全推進委員会からの要請に基づいて技術的支援を行った。
4.2 ISO・規格WG への指示
ISO/TC 44/SC 8 及びWES 関連の規格、文書処理についてISO・規格WG で対応をさせた。
4.3 溶断小委員会への支援
溶断小委員会に幹事を出席させ、技術委員会及び本部会の情報伝達、事業活動の支援を行った。また溶断小委員会に設置した「音響AI 診断を活用した切断機状態監視技術開発(ASDC)」WG を支援し、プラズマ切断ノズル劣化良否判定技術に関する研究として切断音のデータ採取作業に協力した。
4.4 関係官庁及び他団体への働きかけ
建築研究開発コンソーシアム内に設置された工事中の溶接・溶断火花が発砲プラスチック系に飛散して発生する火災の実態及び対策に関する委員会へ委員を派遣した。
4.5 他委員会への参加
関連委員会に委員を派遣し、委員会審議に参画した。
① 規格委員会
規格委員会に出席し、溶断機器関係のISO/JIS/WES の審議に参画した。
② LMP 委員会
LMP 委員会に出席し、審議の参画及び情報収集を行ない、小委員会に報告を行った。
③ 安全衛生・環境委員会
安全衛生・環境委員会に出席し、審議の参画及び情報収集を行い、小委員会に報告を行った。

5.溶断小委員会
溶断小委員会の活動概要は次のとおりである。
5.1 活動テーマと進捗状況
① 切断現場での問題点とその対策
船舶・鉄構海洋構造物部会 西部溶接施工委員会のメンバより頂いた熱切断機に関する質問あるいは問題点50項目について、溶断小委員会の切断機メーカ幹事で回答を作成し、3回に分けて溶断小員会にて説明した。今年度は残りの2 回を実施。
1 回目:2021/2/3 2020年度 第2 回溶断小員会 担当:山口幹事
2 回目:2021/7/14 2021年度 第1 回溶断小員会 担当:畠山幹事
3 回目:2021/11/10 2021年度 第2 回溶断小員会 担当:石井幹事
尚、今回作成した回答資料は、溶接施工委員会へ配布する。
② 各種規格の情報収集
・溶接ヒュームが特定化学物質障害防止規則(特化則)の有害物質に指定されたことに伴い、2023年の4月から義務化される呼吸用保護具のマスクフィットテストについて、㈱重松製作所の山田氏より、解説していただいた。
③ 見学会
・新型コロナウイルスの影響により、中止した。
④ 各種切断法での切断特性と切断現象の研究および情報収集
・「切断技術に関する最近の文献調査」を配布した。
⑤ その他の情報交換の実施
第1回溶断委員会
AI に関連した次の2 件の技術講演を行った。
「AI 線状加熱による加熱方案作成システム」 大阪府立大学 生島氏
「深層強化学習に基づく自動ネスティング手法」海上技術安全研究所 谷口氏
第2回委員会
溶接ヒュームが特定化学物質障害防止規則(特化則)の有害物質に指定されたことに関連して、次の2件の技術講演を行った。
「溶接ヒュームの特化則対応に伴うマスクフィットテストについて」 ㈱重松製作所 山田氏
「レーザ、プラズマ加工機用向け集じん機の最近のトレンドについて」新東工業㈱エコテックカンパ
ニー 天野氏
第3回委員会
「溶接線の自動検査に向けた基礎調査について」 海上技術安全研究所 津村氏
⑥ 音響AI 診断を活用した切断機状態監視技術の開発を目的にワーキンググループの設置(ASDC-WG)。
本年度は、溶断機メーカ2社のデータを採取し、プラズマ切断時のノズル劣化に対して超音波領域での変化を確認した。また、造船事業所及びシアリング事業所の切断機オペレータに対してアンケート調査を実施した。来年度は、さらにもう一社の溶断機メーカの切断音サンプルを取得し比較を行っていく。

5.2 その他
・切断技術基礎講習会の開催について
2022年1月28日に新型コロナウイルスの影響を考慮し、溶接会館での対面講習会とZoom Webinar によるリモート講習会のハイブリッドで開催した。WEB のチャット機能を使うことで対面での講習会よりも活発な質疑応答ができた。今後の講習会の開催形式については、WEB 開催の併用等についても検討する。