溶接施工フォーラム : JIS Z 3040(1981)、JIS B 8285(1993) の管と管板との溶接溶接について(管の数)

投稿者 トピック
t_kishida
  • 投稿: 1
JIS Z 3040(1981)、JIS B 8285(1993) の管と管板との溶接溶接について(管の数)
過去に溶接施工確認試験を実施したもので、当時はJIS Z 3040(1981)を適用していました。
そこには図4で10個の管を溶接するような絵ではあるが、特に明文化されていませんでした。
JIS B 8285(1993)に移行後は第4項4.1.1に”10個の管の管群とする”と明文化されています。

過去実施したものは1個の管で行っており、実際使用する構造からも管群とはなりませんが
溶接のタイプとしては管と管板の溶接が適当と判断しており適用しています。(ちなみに管は厚さ0.4〜0.6程度です)

そこで質問なのですが
?管と管板の溶接として確認試験を実施する場合は10個の管が必須でしょうか?

?JIS B 8285制定前は10個とは明文化されていないことから過去JIS Z 3040にしたがった確認試験は問題ないと判断できるでしょうか?

??が問題無い場合でも今後の使用は認められないでしょうか?



また、両規格共に備考欄に「取付部及び溶接部の形状は、実際に施工する場合の寸法・形状とする。」とあります。
この部分については本数は関係ないとの解釈でしょうか?


よろしくお願いいたします。
samiec
  • 投稿: 182
Re: JIS Z 3040(1981)、JIS B 8285(1993) の管と管板との溶接溶接について(管の数)
t-kishidaさん

長いことどなたからも回答がないですが、それだけ難しい質問ということだと思います。
溶接施工法のqualificationは、基本的に自社認定ですので、規格の要求をどう解釈するかは、それぞれの施工業者の良識に任せられています。一般的な判断という前提で、回答を試みます。

1. Tube to Tubesheet のPQRには10個の試験片が必要か?
Tubesheetの施工法試験の目的は、もちろんstrength weldの健全性の確認とともに、狭隘部の溶接の施工性を確認することでもあります。現物と同じ大きさの試験材を使って、いわゆるモックアップテストをしています。それを考えると、10個程度のTubeを密集させた(JIS B8285の図にあるような)試験を行うのが適切だと思います。

2. 過去のJIS Z3040に従ったPQRは有効か?
基本的には有効です。この場合、当時のJIS Z3040が本当に1個だけのTube試験片でよかったのか否かは問題ありません。問題なのは、現在の実機の製品の溶接性を確認するのに、その過去のPQRを使うことがt_kishidaさんの会社にとって有効なのかどうかをt_kishidaさんの会社でエンジニアとして妥当な判断をしなくてはいけないということです。あるいは、客先の承認が必要であるなら、客先のエンジニアと相談することです。

3. 有効でもその後の使用は認められないのか?
すでに2.の回答に含まれていますので、追加の説明は不要と思いますが、ASME IX もJIS B8285も、規格に従って作成されたPQRがカバーする(つまりqualifyする)WPSが、個々の実際のプロジェクトで使用する製品のWPSとして使っていいか悪いかまでは何も言っていません。ASME IX に従ってvariableがqualified rangeに入っているからと言って、そのプロジェクト特有の要求事項を満たしていなければ、そのWPS/PQRは使えないのです。

つまり結論を言えば、t_kishidaさんの質問は、実はそのままt_kishidaさんの会社が判断する問題なのです。それが、ASME Codeの"Foreword"にかかれている"Engineering Judgement"なのです。
あとは、客先のエンジニアも含め、社内でじっくりご相談されることをお勧めします。
ちょっと冷たい回答になりましたが、これはCode/規格を使うものの責任です。よろしくご理解をお願いいたします。



ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録

メインメニュー

投稿数ランキング
いつも投稿ありがとう
ございます!

順位   ユーザ   投稿数
1 samiec さん 182
2 TSUCHIYA さん 172
3 horikoh さん 118
4 HAL2000 さん 64
5 sugimo さん 50

管理人からひとこと..
回答しても、何の反応がなかったらちょっとサミシイと思うのです。
回答で助けてもらったら、お礼の言葉を一言書いていただけると、そこにコミュニケーションが生まれ、このフォーラムも活性化していくと思っています。
皆さん、どうかご協力を。