溶接施工フォーラム : PQRの適用範囲について

投稿者 トピック
BHP
  • 投稿: 2
PQRの適用範囲について
PQRの適用範囲についての質問です。

現在管径φ9.53、肉厚t=2.06のSUS316のPQRを所持しています。
このPQRをもって管径φ12.7、肉厚t=2.11のWPSを発行することはできるのでしょうか?

JISB8285を見る限り、板厚による区分では大丈夫と思いますが、管径がこのPQRにどう関係するのか理解できていません。

肉厚さえ区分範囲を満たしていれば管径は無視して良いのかどうか、可能であれば法的根拠も知りたいです。

宜しく御教示お願いします。

samiec
  • 投稿: 182
Re: PQRの適用範囲について
BHPさん

JIS B 8285 でも ASME Section IX でも、溶接施工法のQualification については、管径(Pipe Diameter)はVariableになっていません。ISO 15614-1:2017 (JIS Z 3422-1に改訂予定)でも、Level 1では同様にDiameterはVariableになっていません。仮にLevel 2(伝統的な欧州規格の規定)であっても、PQRの試験パイプの外径Dの0.5D以上の管径の製品はすべてQualifyされますので、今回のケースはまったく問題ありません。

法的な根拠というのは何を意味するのか分かりませんが、PQRテスト(施工法試験)というのは、溶接に必要な様々な条件下で溶接部の機械的性能の確認を行うことが基本的な目的ですので、パイプの溶接を行う場合に、パイプの材料や溶接材料の種類、パイプの肉厚、予熱の有無やPWHTなどの条件とは違い、パイプの径の大小は機械的な性能(引張強度や靭性など)に影響しないため、施工法QualificationのVariableにはなっていないのだと思います。

一方、溶接士の技量Qualificationでは、パイプ径が小さくなると技量が難しくなりますので、この場合はEssential Variableになっているのです。
BHP
  • 投稿: 2
Re: PQRの適用範囲について
御教示ありがとうございます。

JISB8285を読む限り、区分種類の中に管径は無かったので肉厚だけの問題だろうとは思っていたのですが、PQRには管径も明記されており
管径と肉厚の間に法的な相関関係があるのかよく読み取れなかったのです。

JISやKHKSを読んでもその辺りの記述が見つからなかったので、こちらで伺った次第です。

どうもありがとうございました。



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