溶接に関するその他の技術的な話題フォーラム : PAWのKey-Hole / Melt-In techniqueについて

投稿者 トピック
d-ishi
  • 投稿: 12
PAWのKey-Hole / Melt-In techniqueについて
いつもお世話になっております。
PAWのキーホール/メルトイン法について、以下の溶接はいずれになるのか、悩んでおります。

簡単な図で表すと下記図になります(変な図で恐縮です)。
下が5mmのSUS板で上が2mmのSUS板で、矢印の方向にトーチを当てて下の板の長手に沿ってプラズマ溶接します。
なお、この2mmの板は下の5mm板と溶け込みやすいように溶接線に沿って1mmほどの長孔が複数空いています。

      ↓↓
 ┌────┬┬────┐
 └───┬┴┴┬───┘
     │  │
     │  │
     │  │
     │  │
     └──┘

知識不足で調べたのですが、キーホール法はいわゆる突合せた板を溶け込み貫通させて溶接する方法であると分かりましたが、メルトイン法はいまいち分かりませんでした。

この溶接がどちらに当てはまるのか、ご助言頂けますと助かります。
宜しくお願い致します。

HAL2000
  • 投稿: 78
Re: PAWのKey-Hole / Melt-In techniqueについて
プラズマ溶接でのKey hole溶接は、ご指摘の通りです。一方、Melt-inは、プラズマを貫通させない溶接条件(電流、プラズマガス流量)で行う溶接で、TIGと同じように、プラズマ直下に溶融地を形成して溶接する方法です。
昔は「ソフトプラズマ」と言ったこともありました。

いずれにしても、どのような溶接条件で施工するかによって、Key hole modeかMelt-in modeかになります。
d-ishi
  • 投稿: 12
Re: PAWのKey-Hole / Melt-In techniqueについて
HAL2000様

ご教示頂きましてありがとうございます。

今回のスケッチのような板を貫通して下のフラットバーと接合する溶接はKey hole溶接かなと考えますがその理解で宜しいでしょうか?
HAL2000
  • 投稿: 78
Re: PAWのKey-Hole / Melt-In techniqueについて
d-ishiさん

板を貫通するといっても、板どうしを溶接するわけではなく、板とフラットバー(の側面)を溶接するわけですよね。

プラズマがフラットバーの側面から入って、反対側の側面から抜ければ、完全にKey hole溶接と言えるかもしれませんが・・・。

無責任な回答になりますが、敢えて、Key holeあるいはmelt-inと名前を付けなくても良いのではないでしょうか。

ご参考として、ビーム溶接(レーザ溶接)の世界では、板材を突き抜け、相手の部材をある程度の深さまで溶かして溶接する方法をステイク(Stake)溶接と呼んでいます。
その絵は、JIS Z 3001-5(2013年版)に掲載されています。また、その溶接記号はJIS Z 3021の表1のNo.22に示されています。
d-ishi
  • 投稿: 12
Re: PAWのKey-Hole / Melt-In techniqueについて
HAL2000様

ご教示頂きましてありがとうございます。
ステイク法についても勉強になりました。

顧客よりPAWのWPS内にKey hole or Melt-inかを明記する指示がありましたので、悩んでおりました。

今回はKey holeとします。

今後とも、ご教示のほど宜しくお願い致します。



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回答しても、何の反応がなかったらちょっとサミシイと思うのです。
回答で助けてもらったら、お礼の言葉を一言書いていただけると、そこにコミュニケーションが生まれ、このフォーラムも活性化していくと思っています。
皆さん、どうかご協力を。